都会にひそむ平行線 (2) 生誕の地で
26 Jun 2009
1記事で終わってるはずの話のタイトルに「(1)」が付いてたのはこういう理由。だって、和田岬線の沿線を地図で観たら目に入っちゃったんだよねー。一瞬どっちが本題だか判らなくなりかけたのは秘密。
キュートな看板のある踏切を曲がったのは、実は撮影地を探すためではなかった。南下する途中、激しく見覚えのある物体が視界を横切ったので、それを確かめるのが目的。
あ、いたいた。おそるおそる門に近寄り、隙間から覗く。
やっぱり。これはどう観てもあれですね。
営業時はほぼ観れない、ぴっかぴっかの妻面が眩しい。
というわけで川崎重工兵庫工場、ちょっと寄り道してこっかー。
勿論、敷地内に入れるわけではない。どっか外から観れるとこなかったっけ。なんとなく勘でぐるりと回り込むと、道の真ん中を線路らしきものが横切っている。ここか。
交通整理をしている警備員さんが暇になるのを見計らって、ちゃりを脇に寄せて聴いてみる。あのー、ここ写真撮っちゃだめっすか。
「あ、写真? 撮っていいですよ」
まぁネットで現場写真観たことあるから、いいのは判ってたけど。
見渡す限り、京浜東北 E233 大展示会状態。…おや?
違うのがいた。つばさか。E3-2000 か。こっちの方が断面積ちっちゃく見える。新在直通とはいえ一応新幹線なんで、このコンパクトさは予想以上。
そして京浜東北の方も、よく観たら営業車と決定的に違う車両が。
ロゴついてない。帯も貼り終わってない。「つくりかけ」の車両を生で観たのは初めてかもしれん。「クハ E233-1072」をいつか東京で見かけたら、あぁあの時の、って思うかな。車番忘れそう。
こうしている間にも、いろんな作業車が線路を跨いでゆく。
まるで N の床下につけそうな形状の機器を運ぶリフトもいた。写真じゃ判りにくいけど、つばさの奥に N っぽい断面の何かが置いてあったので、そこに付けるのかも。
N といえば、E233 先頭車に挟まれた位置で背中を向けて庫内に潜り込んでいた。今ちょっと引っ込んじゃってるけど N もいるよ、と警備員さんも言っていた。真正面から撮ろうとすると線路のど真ん中になっちゃうので、それは断念。観るだけ。まぁ N やし。
ちょっとおもろかったのが、右奥の倉庫前。なぜかバスケのゴールがひとつ。休憩時間は、ここで息抜きをすることもあるのかな。
いろんな人が作業を頑張った結果が、あんな車両やこんな車両として津々浦々で走り回っているわけで。
500も生まれたての頃、このレール上を移動したのだろうか。そんなことを考えながら、再びちゃりに乗った。微妙に不協和音な警告メロディを鳴らしながら、小さな門が閉じる。17時は近い。
ついでに運河側にも回ってみたが、やっぱり E233 と N しかいなかった。船出待ちか、ただの置き場か。
目的を全部果たして帰る頃。兵庫駅のホームに、500のようなものが来た。とんがった先頭とパンタの形状からして、多分500。
これ、エクスプレス予約の CM 字幕の一部。橙バージョンもあり。家から最初に着いた時見かけて、10分粘って橙を撮ったのに、帰りにホーム上がったらいきなりこれだよ。そんなもんだ。
Comments
おはようございます(゚Д゚)ノです
けっこう東の車両をバンバン作ってるんですね。
小さい頃は関西で見慣れない車両を作っているのを見てワクワクしたものです。
流れ的に次回はメリケンパークのカワサキワールドかなw
こんばんはです。
東のものが多すぎて、西日本にいる気がしない光景でしたw
ちょっと間を空けて行ったら、また違うものがいるかもなので
そのうち再訪してみたいところです。
カワサキワールドも寄りたいところでしたが、残念ながら
この日は時間切れで^_^; また日を改めて行ってきます。
こんばんは。
川重の兵庫工場は行った事無いんですよねぇ。
こだま型を置いてるそうですので、見てみたいのですが….
仕事で坂出の造船所は行った事有りますが….
車両工場といえば、近畿車輛は片町線の車窓から製作中の車両を見る事が出来ますね。
昨年は阪神電車とサンダーバードをよく見かけました。
兵庫のえべっさんと言えば、柳原蛭子神社ですね。
山陽本線の車窓からも見えますよ。
こんばんはです。
えっ、こだま型がいるんですか。しまった…
やはり30分そこらでは回り切れなかったようです^_^;
車両工場って初めて観ましたが、超楽しかったので
他社も外から見学OKな所があれば行きたいものです。
近畿車輛を眺めるために片町線乗ってみるかなぁw
えべっさんというと、なんせ総本社が市内にあるもので
他所のを見落としがちですが、結構あちこちにありますね。
柳原蛭子神社、駅から超近いようなので次回は寄りたいです。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。