100年ぶんの積層 (2) みあげる浪漫
12 Aug 2011
昨日昼過ぎくらいまで外出してたんだけど、出先がもれなく冷房たっぷり。帰ってきたら自然風&扇風機。さすがにこの落差は少々きついな。おかげで更新する元気が出なかった。ある意味、エアコンなし状態に対する耐性がついたってことか。
今夜ライブ終わったら即遠征なのでしばらく止まると思うけど、とりあえず今日も都電博の続き。
半券を見せて屋外会場へ。そこにいた実車の足元には、こんなものがついていた。旦那さん曰くバネらしい。そんなメインの展示物がこちら。
都電を引退して個人宅に置かれていた6000形。それを都に戻して保存の方向へ持っていったのが、あの岸さんであるとパネルに書いてあった。てっぱくもそうだが、彼のおかげでこうして貴重な資料に触れられるのだなぁと思うと、改めて惜しい人を亡くしたものだ。
ところで。この車両の外と中は、あるテーマで統一されていた。
いい感じにウェザリングされた販売店に、いかにも古めかしいちゃり。
東京タワーに0系。なんだか夢いっぱいなタッチの絵。
後で車内を覗いて判ったことだが、どうやら映画のセットを持ってきたらしい。「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」…あぁオリンピックの年ね。そら新幹線もいるわ。んで多分都電もいると。前2作は観てないんだけど、ちょっと気になってきた。でも 3D 仕立てなのは別の意味で気になる(酔いそう)。
で、車内にはそれ絡みでジオラマも置いてあったりしたのだが、それより目を引きまくっていたのが架空広告の数々だったりする。
「ゴングコング」て。勿論キャストも全部架空。それを今改めてよーく観て「フェイ・レイ」に全力でつっこみ入れたくなったのが約1名。
もら「つ」てうれしい郵便電報。電気通信省は大昔に実在したものの、実は昭和34年にはもうなかったようで。
一番ツボったのはこの2枚並びかな。四ツ矢サイダー&嵐と共に去りぬ。この直球パロディ具合が逆にいい。
なんか広告しか観てないんじゃないかって勢いになってしまったが、古い車両には時代相応の色彩感覚を持った掲示物が一番似合うんだなと再確認したひとときでもあった。
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