新し物は江戸の華 (1) 流れる痕跡

ちょっと一気に気温上がりすぎじゃないですかね。晴れる日を狙ってセーターをガンガン洗い、そろそろコートもクリーニングへ出す準備中。出かけようとして、えーと何を着ようかなと戸惑う。季節の変わり目ってこんなデジタルでしたっけ。
さてここからは2月中旬、ちょっと遠出した話。

このたびの東京行きは、実施に至るまでが長かった。最後のさいたま帰省が19年夏。アレの発生で、それ以来は一切上京なし(旦那さんの出張を除く)。去年に一度計画しておきながら、ご時世によって見送りとなった経緯もある。久しくごぶさたとなった結果、まだ現地をちゃんと観ていないスポットが山のように誕生してしまった。なわけで、首都圏のみなさまには今更だとしても、あくまで当家にとっての新ネタをひたすら追い求めるのが今回の目的である。
で、そのトップバッターがこちら。

まだやったんですよ、銀座線ニュー渋谷駅。あらまあ広々綺麗になって。ちょっと肋骨っぽいけど。

かつての銀座線名物「接近表示に走る電車」を意地でねじこむ職人魂。LED 時代よりは楽か。

白基調の空間に黄色い電車はよく映える。

1番線側の終端を確認。2番線は物理的に無理なのよ。

終端のかわりに、かつての駅ポジションを遠く眺める。いずれあちらにも変化が現れることだろう。

西の改札に直結した通路を抜け、新しいビルをひとつスルーして(そっちは次回)南側へ。

直通開始前にとことん通った、あの「渋谷駅」が記念碑的に残されている。

さすがに原寸でこそないものの、三角形を連ねたかまぼこ屋根の骨組みと、妻面のパネルを再現。

そして足元には「線路」。模様だけかと思ったら、よーく観ると一部は本物のレールが埋め込まれている。頭端式だった頃の東横線を記憶している人の脳裏には、当時の景色が見えてくるはず。

その線路をたどっていくと、これまた新しい商業施設に入る。

渋谷ストリーム。駅や高架だったところを大改造、細長い立地にいろんな機能を詰め込んでいるらしい。

壁面が語る、在りし日の姿。歴史の1ページと呼ぶにはまだ最近すぎるような、様変わりしたのを目の当たりにするとずいぶん昔のことのような。

せっかくなので、このフロアをまっすぐ歩いてみた。いかにも最近の都会らしいオサレな店がずらり。

こっちの「終端」はこんな感じ。実際に線路が続いていた頃を思い出しつつ、来た道を引き返す。

この数字が何なのかと思って後日確認したところ、どうやら「高架柱」の名残らしい。近隣施設にはもっと大きな数字を配したモニュメントもあるようで。もっと長い年月が経った頃、ここに残されたあれやこれの意味もまた変わっているのかな。

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