空と海との翼には (4) 鴎の終点

ご近所の路線バス、たまたま前を走っていた回送車がとてつもなく遅かった。常時 30km/h 厳守してんちゃうかってくらい。ひょっとして教習車か何かだったのだろうか。運転スキルのばらつきが改善されると大変ありがたいのだが。
さて7月九州、長崎の滞在時間は短うございまして。

長崎駅からちょっと歩いたところの目的地とは、つまり撮影地。駅のすぐ北に新長崎トンネルがあり、その周囲には階段があるとのこと。ところが現地に着いてみると、なんと階段全体が工事中につき立入禁止。えー。でも禁止なものは仕方がない。周囲を探索した結果、代替案に行き着いた。

住宅地の中に小さな公園。園内だけでも高低差がすさまじい。2段上がったところにベンチがあり、そこで次の新幹線を待つことにした。って30分以上後やないかーい! 木陰があって本当に助かった。

耐久戦の末、長崎を出発する1本にすべてを託す。

バスや電車の行き交う市街地をするすると越え、かもめが飛んでいった。

いやはやそれにしても暑かった。宝町から短区間を承知で路面電車に乗ったのは、涼むためでもある。

駅前に戻ってくると、アミュプラザの営業エリアが少し減っていた。地上駅が消えた跡にも別のビル建設中。今立っているデッキの周囲もまだまだ工事中。これだけ大規模な整備だ、まだまだかかりそう。

さっき通過した高架下エリアで、甘味と涼を満たす。ミルクセーキという名のアイス、おいしゅうございました。

でだ。我々はこれから博多まで引き返さねばならぬ。ひと息ついたところでホームへ行こう。

波打つ屋根の下。幕が白いからだろう、意外と明るい。

車止めの向こうに壁はない。なんだか開放的。まるでどこかへ続いていきそうなビジュアルだが、さすがにそんな予定はなく。

帰りのかもめ発車まであと10分少々。

なので、もちろん車両はすでに入っている。

ヘッドライトにアイライナー。人間の目でも大きく見せるためにやる手法。どことなくかわいい表情なのはこの効果か。

指定席に急いで乗っても仕方ないと、1編成分こってり観察して回る。随所にいつもの水戸岡流デコ。

なんかちょっとスポーツっぽい感じに見えるのは輪っかのせいか。

あと、つばめの時はあとで筆文字やらなんやらの列車名掲示をやめた記憶があるが(つばめ以外にも入れるため)、かもめはそういう予定がないのだろう、ガッツリかもめ。まあ距離もそんなないしな。

と、そうこうしているうちに乗車待ちの人が増えてきた。

あらこんなところにペアルックのお掃除道具箱。

現状では1時間に1本プラスアルファくらいの本数。最繁忙期にはもうちょっと増えたりするかもな、と想像しつつ、ぼちぼち車中の人となる。

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