ぼくらの二日間の休暇 (5) 世界の入口

土日の天気は大変いまいちのようだ。とりあえず今週は休憩しろとの、新幹線の神様のお告げだろうか。屋内で済む用事を考え中。
まだまだやってます新神戸レポ、これで初日分の最終回。

じゃじゃ馬だけど使ってみます? と Wisteria さんが差し出したのは、ご自身の撮影スタイルにはあまり合わないと仰る「ガラス玉」24mm。常用してる撮影手法が対極に近いから、もしかするとわたしには合うかもしれない。では、お言葉に甘えてお借りします。
これでこの日3本目のお試しレンズ。果たしてどう出るか。

まず、そもそも F1.4 という未知の領域がどういうものなのかを体験。できるだけ被写体に近い方がよく判るとのことで、手近な柵のシールでテスト。

うわぁ。めっちゃ浅いよー。

では早速、車両に向かって使ってみよう。まず絞り全開で。

普段なら載せないレベルのものを比較のために出す。強いて言うなら車両番号の辺りにピント合って…んのかねこれは。なんでも、F2.8 くらいまで絞るとかなり良好な結果が得られるとか。では絞ってみよう。

おぉ…。現場の液晶プレビューですら判るこの違い。

さあ、わたしはこれを上手に使いこなせるだろうか。新大阪で折り返した 783A がやってきた。

条件が悪いと、N もただの鏡にすらならないようだ。投影するつもりで左を開けたら拍子抜け。てか開けすぎた。

先程からずっとそうなのだが、特に六甲トンネルを抜けてきた列車はしっとり水気を帯びている。車両が暖かく、トンネル内が寒いことによる結露ではないだろうかと、このとき伺った。

この日最後の V、770A。停車直前の流しも一応ロゴが止まるくらいにはできたが、画質重視で停車中のものを。

まずい。これは非常にまずい。
ここまでのものをじっくり観たけど、過去の夜撮影は別機種やったんちゃうかというくらい描写が違う。サンニッパでも思ったけど、40D って単焦点つければまだまだ繊細な絵を出せるんか! そんなん知ってしまったら、いずれ単に手を伸ばさざるを得ないではないか…。
あぁ、これが噂のレンズ沼というものへの招待状なんですね。おそろしや。

結論。わたしは合う方の人だった模様。しかしこの1日で、広角と望遠の両面から単焦点クオリティに触れてしまったわけで、先が思いやられ…あ、いや。

ほどなく現れたレールスターとの並びを収めて、夜の V 祭りは終了となった。

昨年末、楽しすぎる語り合いの時間とひきかえに断念したミニうなぎ大会だったけど、その教訓を活かして余裕を持って臨めたこともあり、結果的に日を改めて正解だったのかもしれない。わたしの腕前の至らなさは置いといて。
翌日も朝からうなぎ撮り。さらに別の撮影も合間に挟むことになっている。今日この時間まで(既に22時)頑張ったから、起きれなかったら 737A はスルーして最低限 6A には間に合うようにしましょう。明日もよろしくですとご挨拶して、わたしはひとり地下鉄に潜った。

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