空と海との翼には (2) 鴎の継走

今日はアレでしたな。アレだよアレ。て、なんか「名前を言ってはいけないあの人」みたいになってんな。最近いろいろある大手 SNS も名前変わったせいで旧名称が「言ってはいけない何か」な感じあるし。言いたいことが言いにくいこんな世の中。
さて引き続き7月九州、今度は電車の旅。

この旅の第1目標、それは西九州新幹線。現時点では博多から直接出てるわけではなく、途中で新在乗り換えが必要なのではあるが、開通してることには違いない。実際、博多で「リレーかもめ」に表示される行先は長崎やし。

まずはそのリレーかもめで進む。担当車両は 787 系が多いようだ。当家としてはリレーつばめ以来。リレーばかりしている。

車内は序盤で撮っておいたのでスカスカに見えるかもしれんけど、このあと確か新鳥栖あたりで海外の団体様がどばっと乗っていらして大変にぎやかになる。

乗り換え駅までの所要時間は1時間少々。そもそも一部は在来線で乗ったことがあるかどうかもあやしいため、車窓に目をこらす。

鳥栖までは鹿児島本線、ここから長崎本線。むかしむかし佐賀〜長崎を乗ったはずだが、記憶が曖昧。物証はといえば、佐賀までのきっぷ(の写真)だけ。1週間後に廃止された佐賀線の駅名・筑後柳河の発行であった。つまり柳川と長崎のハシゴ旅。無茶な旅程だが、ついこないだ亡くなった母方祖母の希望だろうか。

余談はさておき、だいたい平たい佐賀の景色を眺める。進行方向右側に吉野ヶ里遺跡があるはずだと旦那さんが言うのでガン見。あった! 発見当時、九州じゅうが大フィーバー状態だったのはよく覚えている。

途中駅で、見慣れぬ色のキハ47を発見。新幹線開通に伴い、重複区間とされる長崎本線の一部区間はなんと非電化になった。地方路線のあちこちで「複線化→電化→高速化」の期成同盟三段活用みたいなのをよく見かけるだけに、逆があるんやなと妙に感心。

そうこうするうちに乗り換えタイム到来。武雄温泉駅である。

いや駅名どこよ。見える範囲どこにも書いてないのよ(2号車付近)。しかし、探している暇はない。なんせ乗り継ぎに用意された時間はたった3分。そりゃそうだ、スムーズな乗り継ぎはリレー方式の要。団体様の後についてさっさと乗り込む。

リレーかもめ8両に対し、かもめは6両。定員的にこのくらいがいい感じなのであろう。

西じゃない方の九州新幹線と同じく、いつもの(?)水戸岡デザイン全開。

座席にしろ床にしろ、各所にナチュラル柄の地紋を施してあるのが特徴か。

なに、こっちの車窓はないのかって? 新規路線ゆえにトンネル連発、車窓自体が少ない。そして武雄温泉からの所要時間、たったの30分。見えたのはちょっと海と(有名撮影地)あと大村の空港くらい。新幹線とは速いことに意味がある乗り物なのだな。

というわけで長崎到着。

乗り換え時はまったく観れなかった先頭の顔に、ようやくお目にかかる。

新幹線より一段低いところに在来線ホーム。3年前の工事中以来なので、完成形は初めて。

長崎視点で考えても、他県がちょっとだけ近くなったことは確かなんだろうな。

白い車体に合わせて、駅の構造物も白面積多め。

今回長崎には泊まらないので、のちほど別編成に乗ることになる。またあとでー。

階下に降り、広い改札内コンコースを経由して改札を出る。

折り返すだけというのも芸がないので、いくつか立ち寄りスポットに向かう。

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