西の聖地は招くよ (7) 水辺の戯れ

土曜の予報は可も不可もなく。夕方から難波でライブなので、撮るとしても遠くには行けないから思案中。思案しながら博総めぐり、午後のメインイベント。

K が車庫に向かってきた。思わず「入り待ち」。

撮り終わると、さくらがいる線路の延長線上、車庫の入口にさっさと移動。直後に N が入ってきていたが、その入り待ちは全然やってない正直すぎる一同。
それを撮る直前、ふと車庫の外を観たときだった。

向こうに何かいる。事業用車には違いなかろうが、なんやろ。あ、額に文字が書いてある。写真じゃ観づらいが、肉眼でははっきり見える。えーと、…?
TOKIMEC。「ときめっく」て読めますよね?
思わず顔を見合わせてしまうドリーミーな名前に、ときめいてしまったわたしたち。もっと近くで観ようと地下通路を潜る。

が、ときめっくにたどりつく前に足が止まったのは洗車台のせい。
去年は屋上から 9A のお迎えをしていたら、0系の洗車を見逃した。かろうじて移動を目撃できた程度。なので今年こそは、目の前でまともに洗車するところを観たかったのだよ。しかも、できれば500の。ちなみにこの時点では、前述の通り運転台で遊んでいる間に V の洗車が済んでいたことは知る由もない。
namasute さんたちは屋上を目指すとのこと。Wisteria さんと虎さん、そしてわたしは、しばらく洗車場に張り付いて、いろんな車両のシャワーシーン(って書くと若干語弊が…)を狙うことに。


早速 N が来た。意外と難しいなこれ。ざばざば洗ってる雰囲気を表現するのに、とっても苦労する。顔が出てきた頃にはシズル感が物足りなくなってしまう。

ドア足元の段差に当たって水が派手に飛ぶと気づき、そこを狙う。Av モードで ISO オートにしてたせいか無駄に高速シャッターになってしまい、水の飛散感が出てんだか出てないんだか。
それにしても、他の皆様と近距離で並んで撮ると、スタイルの違いがはっきり判っておもしろい。一瞬に賭けて1枚切りするタイプ。一瞬を逃さないように連写しまくるタイプ。みんなちがってみんないい。

洗車がないときは雑談しまくりというか、むしろ雑談してて洗車が来ると駆け寄る感じ。某誌の冬号はきっと W 撤退に向けた煽り特集に違いないとか、その次の号は第2特集で撤退系写真祭りに違いないとか、そうやって某誌も大概煽ってるが自分も煽る側のような気がするとか、しかし某誌の出版社は誤植多いよねとか、わりとそんな話。
あとは…そうそう、ここは博多だから Z や C は洗わんのちゃうか、と言っていたら目の前で東海車が洗われて、あぁそこは平等なんや、て意外に思ったり。


だいぶ撮ったのだが、結局鼻先が洗車機の中から出てくる直前が一番「洗ってる感」出るよね、という見解で一致。

で、そういう意味では鼻が短いほど有利。500の洗車をそれらしく撮るのは難しそう。来年も開催されるなら、これは大きな課題やな。

一番の収穫はこれかもしれない。またしても虹。


ちなみに、あの「ときめっく」。側面から観れば、正体は一目瞭然。レール探傷車だった。

事業用車つながりで、こんなのも。ディーゼル機関車のようなフォルムやなぁと不思議に思っていたら、お二方は既に正体を御存知だった模様。帰ってから某誌で読んだのと、ほぼ同じことを現場で伺った。
そんなこんなで、まだまだ続く博総体験。次回は細かい物の話。

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