地上の鳥と冬に咲く花 (2) 装飾は輝くよ
12 Jan 2011
最近「その場のひらめき」で夕食のメニューを決めて作ることが多いのだが、たまにレシピを調べないで雰囲気だけで作るもんだから一味足りないことがある。今度から豚と白菜の重ね煮には塩気を足そう。
さてさて、鹿児島まで行ってつばめたんと戯れてきた話はここから本番。
おぉー。700系ベースということを忘れかける、雰囲気の差。椅子が違うのは言うまでもないが、荷物棚が木製というだけでこんなに印象変わるのか。
正面を向く。こ、これが噂の「秀吉の茶室」か…。いっそ清々しい程のやりすぎ感に思わず笑う。
肘掛けもテーブルも木製。そこに入っている菱形のマークが「800」をモチーフにしていることに気づいたのが、帰宅後だいぶ経ってからだったのは秘密。
ツートンカラーの床にもつばめ。市松クッキーを思い出す。
勿論背もたれも木製なわけだが、全体観るとゆるキャラの顔っぽい。
などと細部を観察していると、移動はあっという間だ。
「リレー」体制もあとわずかだな。と、現時点の証拠を保存。
さ、まもなく降りますよ。
デッキに移動する。赤い扉の足元は、なんだかピアノの鍵盤のよう。
居酒屋の入口を思わせる縄のれんが洗面所に揺れる。
降り立ったホームに寒風が吹き抜ける。
発車までの短い間に、朱色と金色が醸し出す雅な外観を改めて観察。それにしても、既にこの車両自体が博多まで乗り入れているかのような表示だ。それが、南九州で全線開通を待ちわびる人々の偽らざる心境なのかもしれない。
くるりとループを描いたラインの隣から、安全確認の視線が送られ、そしてつばめは飛び去った。
コンコースに移動。このシンプルな案内板にも、そのうち新しい車両が書き込まれる。
簡略化してもやっぱりかわいい。
改札脇に旦那さんが見つけたのは、それがホワイトボードであることを忘れさせるかのような見事な筆致の絵だった。
ここは川内。新幹線はもっと向こうまで延びているけれど、ここで降りたのには理由があった。その目的物をめざして、有人改札を抜ける。
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