小さなトライと大きなエラー

おかげさまで、例の某社宛メールは無事着いた模様。これで心置きなく次の作品を狙いに行ける。そんな折も折、観たいものがあって、実験もしたかったので、ちょっと行ってきた。狭義では本当に「観ただけ」になってしまった感もあるが。

まず加古川に寄り道して、練習タイム。

が、どうにか人前に出せるレベルに達したのが冗談抜きで1枚だけという惨状。もっと頻繁にやらんとだめやなぁ。

さて本題。駅にやってきた。こだまが去った後、通常なら何も来ないはずの空白の数分間。でもこの日は違った。
陽が傾いた西にカメラを向けて待つこと数分。彼方に光が見える。下りレールスターが通過線を突き抜ける。それが視界の外へ去ったら、本日の主役が全貌を現す。

勘のいい方には気づかれそうだが、この太陽の位置でこの色は普通出ない。先月買ったとある本で「色温度を上げて『なんちゃって夕刻』にする方法」的なものが紹介されてたので、真似してみた。夕方に東向きで走る500に、次いつお目にかかれるか判らんし。

ここはすっかり馴染みの姫路。振り向けば 765A が停まっている。

W1 がゆっくりと停車。ほどなく V3 が動き出す。

16両と8両の一瞬の逢瀬が終わる。

到着から8分後、主役は静かに旅を再開する。


停車中、鈍く輝く横顔に見とれて浮かれていた。だから気づかなかったのだ。正確に言えば、忘れていた。
ある種の被写体は、最適なシャッター速度が極端に限られるのを。
…そうなんだよ。わざわざそのために来たはずなのに、一番撮りたかったはずのものを見事に失敗していたと、気づいた時にはその姿は消え去った後。なんてこったい。

要するに。

これ、修学旅行臨だったんですわ。
動体向けの設定ばかり頭にあって、LED 撮る時は大幅に遅くしないとこうなるってことを完璧に失念。あーあ。来年はもう W の担当ないかもしれんのに。とりあえず、現物を観れただけでもよしとするしか。

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