なにわアンダーグラウンド

せっかく OBP まで行ってそれだけで帰ってはもったいない。ついスケジュールを詰める癖が発動、かるーい撮りも入れちゃった。自分では軽いつもり。

東西線直通で京橋へ。これに慣れると梅田経由する気がなくなる。
問題は家族からの頼まれ事。よく当たる売場で宝くじを買うミッションを果たしに、難波へ寄る必要がある。京橋と難波の往復、できれば違うものに乗りたい。そこで経路を考えた。

往路は OBP の最寄りを使う。過去に1度しか乗ってないような気がする、長堀鶴見緑地線へ。

うわ、ちっちゃ! 明らかにミニな車体。そして目をひいたのは LED だった。制作当時は相当未来的なつもりで作ったに違いない、誇らしげな空気。

衆人環視の車内で一眼を構える度胸はないので、携帯画質で失礼。やはり、あのちっちゃいコンデジをサブ機として持ち歩くべきだろうか。

心斎橋で御堂筋に乗り換えて難波へ。くじを買い、昼食をとったら復路。腹ごなしに四つ橋線まで歩く。肥後橋まで上がって、地上に出た。目の前の駅を使わず、あえて1駅歩く。

歩けば、急速に近代化する街に残されたクラシカルなビルの存在に改めて気づいたりもする。

さ、着いたぞ。今回最大の目的。

おけいはん中之島線に乗ってみよう! えぇ、これが初です。今更。一気に区間制覇したいが為に、始発の中之島駅までわざわざ来たのだ。地下駅なのを忘れてて駅舎を探したのは秘密。

やたら話しかけてくる警備のおっちゃんをやりすごして、階段を下る。くねくね手すり。


通路は階段と同じ白タイル張りで、改札付近は木の壁。この濃い色、なんか落ち着くな。

見上げれば、いろんなサイン。色とりどりの割に統一感があるのは、トーンが揃ってるのと、横ストライプ地で統一されてるからか。実は去年天満橋で観た時にツボって、ここのデザインにもこっそり引用してたりして。

さて、何に乗ろう。電光掲示には10分おきの発車表示。あっ、アレが来る。ホームに降りて、心は決まった。

見かけたことはあったけど。やっと乗れるよ快速急行、新3000。


ビジネス街の土曜だからか、他社線接続がないからか。一瞬ではあるが、無人状態を2両観た。だから普通にカメラ取り出せたわけで。

ドアの黒さが印象的。片側1人掛けは、クロスシートと通勤需要を両立するためなのかな。


斬新やなと思ったのが2点。ひとつはスクロールする路線図。それにつけても、橋だらけ。

もうひとつ、仕切りドア。まさかの「握ったらセンサーで開く」方式。開けて閉めずに去る人がいても安心ってことか。

椅子に深く腰掛けてまったりと感触を確かめているうちに、快速急行は動きだした。中之島線内は各停なので、地下鉄とクロスするたびに停車と発車を繰り返し。歩き疲れもあってぼんやりと車内やホームを眺めていたら、京橋までは瞬く間に過ぎてしまった。
結局、渡辺橋以降は各駅でそこそこ人が乗ってきて、わたしが座った1人席も立ち上がった瞬間に埋まった。路線があるからには、乗る人がある程度いてほしいよな。
地上に出た途端雨に打たれた紺の車体を、京橋のホームで見送った。

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