実録・おひとり様物語 遺産編 (4) ゼロの花道-2

まだ録画消化しきれてない。そういえば CDTV の録画が見事ミスっていて、番組表から予約したのになんでやーと思ったらタモリ倶楽部とかぶってた。関西ならではのアクシデント。
さあまだまだ続くお見送りツアー、0系的にはここが佳境。

今度は相生で下車。人生初の体験というのは、レンタカー。
次の目的地へ朝早く行くためには、9時になるまで借りられない自転車ではなく、もっと早くから受け付けている車がどうしても必要だったから。ご近所以外の撮りで鉄道を使わないのは若干抵抗があったのだが、駅レンタカーなら JR 系の会社だからいっか。ネット予約安いし(結局そこかい)。
しかし、マーチクラスを予約したはずが、小柄とはいえセダンが出てきて内心ぶっとんだ。でかいよ。でかいってこれ。大丈夫か。

お手製抜粋地図も持ってきたが、ナビがあるから出番はなさそうだ。おそるおそる出発。車幅と車体長の感覚は、数分でだいたいつかめた。マーチとは踏み応えがまるで違う、アクセルペダルの加減の方が難しかった。
お世辞にも広いとは言い難い道。途中には山越えも。でも川沿いに出る頃には、皆に合わせた速度で走る余裕も出てきた。
空いていたからなのか、それとも元々そんなに時間のかかる道ではないのか。到着してみたら、1時間近い待機時間が生まれていた。

来たぞ。こちらも2度めの千種川。橋の上からの撮影が順光になる、午前中に来たいと思っていたのが実現した。
西側のポイントは既に満員。7〜8人で埋まる狭い場所やからね。どっちにしろ狙いは橋なので、東側へ歩いて移動。橋のキャパはたっぷりあるから安心だ。では空いてるところへ失礼しまーす。
と、そこへ早速 N 登場。練習に1枚。…あっ。

水鏡きたー!
肝心の車体が露出ミスで飛び放題なのはまぁなんというか。間合いもまだつかめてないので、とにかく撮りながら様子を観よう。お、100だ。

やはり。6両なら編成全体が鏡に入る。0系来るまで保ってくれたらええなぁ。という願いも空しく、この数分後には風が吹き始め、わたしが去るまで鏡が再登場することはなかったのであった。

その風が曲者だった。なんせ、ここは川の上。そして風上には山。吹き下ろしの北風。ちょっとこれ本気で寒いって!!
山陽区間ゆえ、10分に1〜2本の通過。それを待つ間、カメラを持つ両手が文字通り震えて仕方ない。ただ橋というのは不幸中の幸いで、三脚がなくても欄干を利用して手元を固定できるのは非常に助かった。露出を少し落としたら、700の線も飛ばなくなってきた。ウォーミングアップはいい感じ。寒いけど。

…それで何故500に限って失敗するのかと。えぇ、6A だけ見事にボケました。だから上述の700で代理。

ただ、これまでの数ヶ月の結果を踏まえると、どうもわたしの腕の問題だけじゃないっぽい気がしてきた。カメラだよ。こいつ、長時間電源入れてるとピント合わなくなるんだ! スリープから復帰した時とかも駄目になることあったし、なんかこまめに電源落とさないと内部のなにかがすっとぼけるような…。うーむ。これはこわい。次に買い替えられる時が来たら絶対一眼買う。

という悲しい教訓を踏まえ、通過予想時刻の1分前までは電源を切るようにして、大一番の時を待つ。さあ、来るぞ。

まさに雲ひとつない抜けるような青空と、この橋の上だけでも推定50人近いカメラマンに見守られ、639A は西をめざして駆けていった。
赤穂と岡山は近いようで遠い。予算と時間の都合上、わたしが本格的な追っかけをできるのはここまで。だから、定期運転の0系とはこれでお別れ。最後にうまく撮れてよかった。

また歩いて車に戻る。せっかく便利な足があるので、県内でまだ行ってない場所を回って練習するとしよう。

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