ひとときの味わいを求めて

3連休はなにもしておりません。遠征疲れと見せかけて主因は明確にございまして、ライブ明けの土曜朝に予防接種。結果、微妙な発熱と大いなる倦怠感、そしてめんどくさい頭痛。かかりたくないから打つと決めたものの、厄介なことには変わらんな。
さて先日の名古屋日帰り遠征、ついでにライブ以外のあれこれについて。

東京出張に出かけた旦那さんから伝え聞いていた話があった。曰く「N700S の椅子は『ぺらい』」。こればっかりは百聞は一見、自分で乗るしかない。そこで往路、わざわざ S 固定スジを選んで予約。

こちらがその 28A になります。ふむ、顔はあんまり変わらんね。

いったいどんな座席なのか。それは座った瞬間に実感した。

「ぺらい」としか言いようがありませんわ。指定席満車でろくな写真がなくて恐縮ですが。
まず何をおいても、座面(水平面)の硬さ。座ってもほぼ沈まない。背中はそれ以上、実質ほぼ板。E231 もびっくりよ。いやまだあっちはたいした距離乗らんけど、これで東京まで行くのはちょっとなぁ。というか名古屋までですら背中痛くなったし。

と、残念な気持ちを払拭すべく、名古屋の改札を出てとあるお店にまっしぐら。

これは中央コンコースにあるカフェ・ジャンシアーヌ。JR 東海がなぜかノリノリで世に送り出しているニュー名古屋名物「ぴよりん」をイートインできる貴重なお店である。

20分ほど待って無事入店。16時台というのは誠に中途半端な時間帯らしく、限定品は売り切れ、時間帯指定品は販売開始前。ま、どちらにしろ初めてなので「普通の」をいただこう。

こちらがスタンダードな「ぴよりんセット」税込 1,050 円。ぴよりん本体と選べるお飲み物(今回はダージリンを選択)。

本体横にそっと添えられたちびっこ、ぴよりんシュガー。ちょうどカップのふちにはまる溝がついている。そのため、ティーにダイブすると底面からあっという間に。きゃー(気の毒ビジュアルなので自粛)。

そしてご対面。体の下半分にプリンが埋まっており、外側と上半分はふんわりババロア。外見はスポンジで羽毛風。かわいい。だがかわいすぎてどこからスプーンを入れるか戸惑う。うーむ…考えた結果まずてっぺん、次に顔を削って目が合わなくしてからゆっくりいただいた。ふぅ。味はいうまでもなくおいしい。

なお、きれいに食べ終えた人はぴよりんと再会できます。

お会計を終えて出たらレシートに1匹ついてきた。またいずれ会おう。

ライブの時間帯を考慮して、早いけど先に夕飯とする。どうせならやっぱり名古屋名物を食べたい。

きしめんか味噌煮込みうどんか悩んだ結果、駅前地下街・エスカできしめん屋さんへ。

悩んだ痕跡がメニュー選択に現れている。これは味噌味のきしめん「みそきし」。こうして、ぴよりんカフェを出て30分後にはもう次の食事をいただいていた。味噌の効果もあるのか麺類にしては腹持ちがよく、ライブ終盤まで余裕を持って乗り切れた。

ライブを存分にエンジョイして、あとは帰るだけ。経由地の金山には思い出がある。

だいぶ前(08年)ライブ帰りにこのホームから飛び乗った電車、次の停車駅が刈谷だったことがありまして。なんとか帰れたからいいものの、同一ホームからは同方向に列車が出るという一部地域の先入観の危険性を思い知った事件。
それを思い出しながら名古屋行きに乗り込み、帰りの新幹線を前倒しにして大阪へ戻った。もちろん N700S を全力回避しながら。走行性能と内装快適性は比例しないこともあるのね。

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