とある皐月の開花宣言 (4) 変身電車
14 May 2010
土曜は行楽日和らしいが、消耗戦の直後では無茶もできないので我慢我慢。こちらの話を進めるとしよう。連休はここから2日目に突入。
明けて4日。今日も天気が良さそうだ。関空では抜かっていた手の日焼け止めもしっかり仕込んで、合流地点の大阪駅へ。環状線ホームの隅でお茶を買おうとしたら、前日にも見かけたものが現れた。まぜまぜ編成。メロンだよね、これ。夕張とマスクメロン。しかも「おおもり」。
などと小ネタを挟みつつ、東半分の列にしばし並ぶ。
「紀州路」がくっついてから関空快速に乗るのは初めてかもしれない。しかも後ろ半分、紀州路の方に。例によって東芝 GTO 好きとしてはかなり0番台を希望していたのだが、残念ながらただの2000番台。
いかにも郊外だった車窓は、日根野で分割されると急速に「山の中」の風情を帯びた。緑あふれる風景の中をせっせと駆け抜け、やがて眼下に街を見下ろせば、終着の和歌山。
ここから先が、この日のメインイベント。
わたしたちも含め、1日乗車券を仕入れる人が列をなすホーム端。
時刻表などももらってきて先へ進む。すぐそこには既に、ノーマルな車両が静かに待っている。
強いて目を引く点を言うなら、いちごヘッドマークくらいか。
JR の改札内からしかホームに上がれない、和歌山電鐵貴志川線。足を運ぶ機会が今までなかった路線のひとつ。多分ここはもう、路線名書いた瞬間に目的が判るんちゃうかなぁ。
南海と同じ色の普通電車が去って間もなく、予定通りそれは現れた。
きたー!
説明文をつけるだけ野暮な気がする、このわかりやすさ。
というわけで本日の主役、たま電車。折しも咲き誇るつつじと共に。
全国の皆様から観たら和歌山近いやんと言われそうだが、梅田から和歌山までだけでも90分近くかかっているという事実。行けそうで行けなかったこのエリア、突撃するきっかけができて良かった。
にゃー。ヘッドマークはもはや鼻にしか見えない。
1日券を買ったのは、当然終着の貴志まで行って、あとは気分で乗降を決めるため。行き先は決め打ちで済むらしい。幕ですらない。後で入線時の写真を確かめたら、反対側はちゃんと for WAKAYAMA やった。
さあ、そろそろ乗ってみよう。
この先で、わたしたちはある意味別次元の空間に出会う。
Comments
おはようございます。
実に良い大モリメロンですねw 英語にしたらベリーメロンですが、ちょっと違うネタを思い出してしまったのは秘密です^_^; そう言えば先日、某氏に103系の更新前・更新後と言った会話はフツーでは無いと突っ込まれましたよw
改めて思うと、たま電車、おもちゃ電車(おそらくいちご電車も)は見た時は勿論、乗った時も何となく「落ちつかない」気がします。普通のバージョンに乗った時、何となくホッとしていました^_^;
こんにちはです。
メロンは色々なことを連想させてくれるようでw
色以外にも屋根とか窓枠とか、編成で統一されてないとどうしても違和感が…とか言うのがフツーじゃないんですね、はいw
ここの三大名物車両は、どちらかというと非日常を徹底しているようなので、必然的にテンションが上がるというか、静かに乗れるものではない気がしますね^_^;
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。