まる子、静岡の顔になる (2) 感謝の言葉

近くの大きな公園でよく見かけるのらねこ。片方の耳に切れ込みが入ってて、保護団体と提携した獣医さんによって手術された目印だということを先日調べて知った。世の中いろんな活動があるもんだ。ねこは今日も散歩中に見かけた。にゃー。
さて引き続き昨秋の静鉄から。

曜日を問わず、7分前後に1本は電車が来る高頻度運転が特徴の静鉄。それでわざわざ「次に乗りたい電車」を指名したのには、もちろん理由がある。

最大の目的、まる子ラッピングの運行時刻。ちょうど我々が新清水に来た電車の1本前に入っていたらしい。おかげでマンホールを観に行けたからよしとしよう。

作者の没後、この車両にヘッドマークが追加された。観ての通り「ありがとう」のメッセージ。清水にとって街の知名度アップに尋常ならざる貢献があっただろうことは想像に難くない。

では早速乗ってみましょう。

まる子とたまちゃんによる歓迎を受ける乗客。

中吊りや壁の広告は大半が平常運転で他の車両と変わらないものの、貫通路上のディスプレイが目をひく。

車内の見どころは全ドア内側に仕込まれたイラスト。「静岡市はいいねえ。」に見覚えがあるので、静鉄に限らず駅などに掲示した観光広告の絵柄を再構成したものと思われる。いろいろ描かれていておもしろいんだが、なんせ全ドアに貼られている上、途中駅からどんどん乗客が増えて(鉄道会社としては大変いいことだ)とても撮りきれず。

そんなこんなで20分少々、新静岡到着。

やっぱりこっちにも顔ハメ看板あった。静鉄的にはこっちが本筋か。位置が位置なので、電車の中に電車をハメコミ状態。

地元民にはとっくに見慣れたものであろうと思いきや、写真を撮る人も普通にいた。

よくよく観ると、有人カウンターの奥にもまる子らしき影が。亡くなった後に寄せ書きボードが用意され、あっという間にメッセージで埋め尽くされたのだろう。かくいう自分もりぼん読者だった時期があり、少女漫画らしからぬシンプルな描画とシュールな物語は独特の立ち位置にあったことをよく覚えている。

ところで、さっき清水でマンホールを観てきたが、実は新静岡にもある。

開業から7年、大都市圏にあるようなチェーンが多く入っているあたり、静岡のヤングには重要な商業施設ではなかろうか。そんな駅ビル、セノバの真ん前。

こっちのまる子は漫画やアニメで一番よく観た姿。

でだ。せっかくセノバまで来たし、目的は達成したし、時間には多少余裕があるし。そしておなかすいたし。

てことで、30分並んで静岡名物さわやかのハンバーグを昼食とする。相変わらずうまい。

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