とある皐月の開花宣言 (5) 童心空間

宝くじと靴と CD 買ってきた。このシリーズが終わったら久々にレビュー書くかな。連休レポは、たま電車編の続き。なんかだんだんタイミングが揃ってきたような…?

たま電車の中身がどんなもんかは、情熱大陸の水戸岡さんの回でひととおり観たし、他の方の写真とかも含めれば、だいたい頭に入っていたと思う。が、たいていの鉄道車両がそうであるように、本当の印象は実車を自分の目で観なければ判らない。
ということを、わたしたちは身をもって実感することになった。

こだわりの猫足。

ここだけ観ると、部屋の一角にしか見えない。

猫な背もたれ。

ちなみに、形状によってはまともにもたれると痛いそうです。

一方、曲線を描く背もたれ。

走行中、どこかのお子様が隙間に入り込んでいた。ちっちゃい子って狭い所に入るの好きだよね。

照明だって猫。つついてみると、なにげに陶器製。

そして日除けもたま柄全開。クッションも含めて、いちいちファブリックがかわいい。

個人的にヒットだったのが吊り革。

合板の積層ではあるが、滑らかな木の感触がたまらない。

座席の傍らには、駅長室(の出張所と言うべきか)。

そこへ続く駅長の足跡も、デザインの一部になっている。

床材も木の風合いをふんだんに。

…何なんだ、この徹底しすぎた空間は。停車している限り、電車に乗っているということを完全に忘れてしまいそうな勢い。これはもうテーマパークのアトラクションと呼んでも差し支えない。

だからこそ、家族連れや観光客が集まってくるのだろうな。

隣車両に行けなかったので、とりあえず連結通路の頭上だけ。
しかし、わたしたちは「これを観るためにわざわざ来た客」だから面白がってるけど、さすがにこれで毎日通勤すると飽きるかもしれないという一抹の不安。

賑やかな乗客を詰め込んで、たま電車は和歌山駅から30分の旅に出る。

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