とある皐月の開花宣言 (3) 夕刻投影

ここ数日、年に一度レベルと言われる大仕事ですっかりくたくた。なんとか一段落ついたので、本格的に休養とる前にとりあえず生存報告。珍しく先行して現像してあったので、連休レポ初日の締めを。

さて。登る山を間違えた日以来、ひと月ぶりの新幹線を撮りに行こう。と書いてみて、本当にこの1ヶ月間撮ってなかったことに気づいてびっくり。

時折やってくる西所属車両に、気が向けばカメラを向ける。

毎度おなじみ西明石。今回ここを選んだのは、ひとつのテーマに沿ったものを撮るため。
そもそもは昨年秋、新大阪での1コマに「そんなもんは鏡にすぎません」と解説をつけたら、彼氏さん(当時は付き合う前だが)に大受けしたのがきっかけ。いつしかその台詞は「N なんてただの鏡です」とアレンジが加わり、反射を利用して撮る時の合言葉のようになっていた。
ひとりで3月に試した時はシャッター速度が早すぎたので、改めて。

最初の主役は 744A。うーん、でもちょっと陽が高いかな。何気なく入線撮ったら飛ぶ飛ぶ。ND フィルター導入も一瞬検討したが、とりあえずそのまま撮ってみることに。

まぁ映ってなくはないかなレベル。この場合は通過列車に対する角度というより、太陽の角度の方が問題やね。

次に備えて下りホームに移動。だんだん意欲が出てきたので、他列車でも少し真面目に実験。

N って目がちっちゃいから映すとインパクトに欠けるなぁ。それより、引退決定の100系を鏡に使っていていいのかと。

静かなひととき。キャリーバッグが人のかわりに列を作る。同じものでも撮る人によって随分絵の作り方が変わるという例。

さっきの V2 が 757A で戻ってくる頃になると、ホームは若干賑わいを見せた。こちらでもまた鏡の実験を続ける。

うーむ。どうもひしゃげてしまうようだ。ただ、さっきより青色が見えやすくなったところを観ると、主役は順光の方が良いのかもしれない。

と言いつつ、逆光の上りホームへやや急ぎ足で向かう。

最後は 748A。ほんのり良い感じに染まっているが、これを映すとどうなるのだろう。ほら、3月はドン曇りやったからそこは未知数なんよ。さあ、どうかな?

あー、柱1本分下がるべきやった。うちの装備だと一番東京寄りの柱で充分、っと。メモメモ。そのため鼻が切れたことを除けば、一番まともな鏡と言えるかも。もっとうまくやれば、鏡の中で蒲焼を実現できるのでは。

こうして1日めの撮影はほぼ終了。その後立ち寄った南京町や三宮はともかく、西明石がデートコースとして成立しているのはやっぱり異端なのだろうか。
ちなみに、南京町で見つけたワンダ自販機で揃って玉砕したことも書き添えておこう。毎日買ってるけど、案の定あれから一度も出ないよ。

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