応援で動く電車 (2) つくしと甘藍

深夜の雷雨が明けたら洗濯物を外に干せるほど晴れていたかと思えば、遠雷とともに「これ寒かったら雹やな」レベルの大粒の雨が叩き付け、そしてまた晴れる。忙しい空ですこと。
さて、本日も銚電めぐりの話をまったりと。

まずは毎度おなじみ全線制覇をめざして、がたごとと青蛙に揺られる。

交換で止まった笠上黒生。「くろはえ」と把握してもなお「くろなま」と読みたくなる駅名。先頭付近で行われていたっぽいスタフ交換の様子もさることながら、駅舎本体もなかなか趣深いものがあった。

30分足らずで終点・外川。

着いてみたら隣にえらい古参っぽい車両が。既に営業運転されていないとのこと。このビジュアルで現役だったらそれはそれでびっくりやわ。到着直後はすごい勢いで記念撮影されまくっていた2本だが、一段落すると何事もなかったかのような落ち着き。

落ち着いたところで駅舎外に出てみた。ポストがいい位置にある。

なに、澪つくしの聖地とな。あったねぇ朝の連ドラで。観るような歳じゃなかったけどタイトルは覚えがある。銚子だったとは知らなんだ。てか、それで外川つくしはつくしなのか。へぇ。

終端マニア(?)としては気になる行き止まり地点は、ちょっとだけ駅舎から離れたところにあった。

手前部分は多分もう何年も電車が入ってないんだろうなぁ。
と眺めているうちに、青蛙があっさり発車。えーと、次は30分くらいないんですよね確か。まあ隣くらいまでなら歩けるか。

とりあえず単独展示になった801を改めて観察。

線路脇の菜の花が、今はもう走らない車両を優しく包むように見守っていた。

じゃ、歩くとしますか。

当分鳴る気配のない踏切脇に立ち、よく観たらへなへなの線路を見通す。一時の危機こそ脱したとはいえ、まだまだ大変なことに変わりはないのだろう。
周囲はいちめんのキャベツ畑。ちょっとここらで次の電車を待ち伏せてみることにした。

緑いっぱいの景色の中に現れたのは、えらく派手な1本だった。イオンのラッピングか、なるほど。

ま、いつ降ってもおかしくないレベルのこの空の下では、多少派手な方が映えるし。

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