葬式鉄の一番熱い日 (4) 狂想曲の隙間

本日は軽く夜練のため、例によって予約モードで失礼します。ダイヤ改正直前シリーズ小田急の後編。

ちょい早めに夕食をとったのは、19時台に用事があったから。多少の混雑は覚悟で、いざ新宿駅構内へ。

やたらと駅員さんが多い。後でちらっと観たら「臨時」の方もちらほら。
そんな中、MSE は至って平常運転。平日夕方ということもあり、ホームウェイの席を買い求める人が絶えない。特に写真はないが、後で観た EXE には凄い勢いで行列が吸い込まれていった。収容力半端ないっす。

小田急の顔、ロマンスカー。その多彩な車種のうち3種も同時引退。371 は前回記事で見送ったのが最終。

そしてこの19時台、残る2本、HiSE と RSE が固め撃ち。
正直言うと、小田急ファン人口を少々なめていた。現地に着いてみたら、終端部は東急渋谷のイベント(この写真はまたそのうち)をも凌ぐ猛烈な密集っぷり。そっちは諦めて、入線流しに賭ける。
ただ、これは最近旦那さんがしみじみ痛感している話なのだが、鉄ヲタだらけの方が実は撮りやすい、逆に一般人は場所の譲り合いなどをまるでやらないので非常にやりづらい、と。その言葉を、この後がっつり実感することになる。

まあともかくまずは HiSE の到着。

とりあえず、かぶるの承知で無理やり流してみた。ヘッドライトが見えてるだけましかと。

引退記念エンブレムの貼付位置など全然知らなかったが、たまたま立ち位置の至近にも1枚貼ってあった。ボディカラーを活かして壁紙風に。

一応先頭まで行ってみた。いやはや、内も外も撮影する人の多いこと多いこと。

春休みとあって若めの男子が多いのは納得だが、実際撮ってると近隣には思ったより老若男女混じっていた。それだけロマンスカーという列車が一般受けする被写体ということだろうか。
なに、発車シーンはないのかって? まあそれはお察しください。子連れのママがまったく空気を読まない割り込みっぷりを発揮したとかなんとか。

御殿場線内の影響により、RSE はちょっぴり遅れての到着。それをアナウンスした駅員さんが一瞬「20時41分頃」と派手に時刻を間違え、場内が絵に描いたようにざわ…ざわ…となったのは御愛嬌。

「あ」が見えてるだけましかと。ってさっきよりレベル落ちとるやんけ。この頃には隙間らしい隙間はほとんどない状態。

いやもう大変な押し合いへし合い。おっさんが携帯で長々と粘っていたり、いろいろ大混乱。一応先頭まで行ってみた旦那さんが「だめだこりゃ」と即時撤退するレベル。

ともかく、特急あさぎりと誇らしげに表示するその LED の世代の古さに、それなりの年季を感じてみたり。老朽化ではなくバリアフリー的な意味での引退とは聴いているが、なんにせよ乗るなら新しい方が快適なことには違いない。

さっき懲りたので、発車は相当引いた所から控えめに見送った。まあなんとか好意的に捉えるなら、愛されてんな小田急。

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