近畿を制する者は (1) 南北貫く大和国

七夕ですなぁ。珍しく晴れているのはいいことだとしても、おうちに笹を飾るという行動は大人になってから久しくやってない。別の笹(商売繁盛のほう)もらってわかったけど、リアル笹って実際地味に扱いづらいよな。
さてここからは、今年前半で少しずつ進めてた話をまとめて一気にお送りします。

そうだ、近鉄全線乗ろう。という壮大な計画を立てるに至ったのは、数年前からやってる乗りつぶし帳の経過を踏まえてのこと。首都圏私鉄大手のうち4社(東急京急小田急相鉄)は達成、関西大手も4社(阪急阪神京阪南海)クリア。となると近鉄もなんとかしたいじゃないすか。

ということで、2月の3連休。あらかじめ組んだ行程表を手に、やってきました大阪難波。

そして今回の企画に欠かせないアイテムも事前に入手しておいた。21年度後半限定で発売されていた「近鉄全線3日間フリーきっぷ」。なおネタバレになるが、4月以降の続編では通年販売の「近鉄週末フリーパス」を利用している。いずれも「乗る前日までに買わねばならぬ」点は共通。

時間や手間のかかる長距離区間のうち、大阪名古屋と京都奈良は乗車済。今回はそれ以外の長距離部分を特急でズバッとつぶす。そのためにまず移動。

同社有数の一大拠点、大和西大寺。つい最近綺麗にしたっぽい。

何がうらやましいって駅ナカの充実っぷり。食事もカフェもおやつもある。いーなー。

奈良方面(平城宮らへん)はいずれ線路を引き直すはずだが、そのときは地上駅も駅ナカもやり直し?

まあともかく先へ進もう。進みつつ、ついでに空白区間埋め。

橿原線(西大寺〜橿原神宮前)。沿線の大和郡山付近は金魚の養殖で知られ、そこらじゅうに池が並んでいる。

でもこれが地味に時間かかるのよ。急行で30分。経由地記録のために一瞬改札を出てすぐ戻る。次の電車が来るぞー。

ふぅ。こちらが次の電車。これで吉野線(橿原神宮前〜吉野)を埋める。

おそらく自分は学生時代に阿部野橋から通しで乗ってるんだけど、記憶が乏しすぎるんで再履修。なんせ途中の車窓にまるで記憶がない。吉野で積雪してるような真冬だったのと、当時は鉄ヲタ覚醒前だったってのもある。

唯一他社連絡がある吉野口、ビジュアルはほぼ JR。でも電車の本数は近鉄の方が多いらしい。

から先では数ヶ所でニュータウン開発を試みた形跡がある。一部はソーラー畑になってるあたりお察し感もあるが、まあちょっと都市部からは遠いよなぁ。

終点まで残り10分を切る頃、車庫のある駅で離合のためしばし停車。

むだ。六田と書く。「やだ」に近いものがあるな。

大昔はここが終点で吉野と名乗っていたそうで。

そんな六田周辺では、吉野川とつかず離れずのところを走る。

このへんは吉野杉の産地としても知られるエリア。いかにも木材を扱っていそうな工場も見かけた。さあ、終点はもうすぐ。

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