中つ国、それぞれの秋 (1) 伊勢の産業・1

気がつけば、なんちゃって会社員就任から1年経過。オフィスビルのロビーで非常用設備や備蓄の展示が行われ、今年もその時期やねぇ、と先の震災(西)にあれこれと思いを馳せるのも去年と一緒なわけで。
さて今回は久々に蔵出しシリーズ、昨秋の岐阜帰省とそのついでのいろいろを。

それは10月の3連休のこと。例によって「雪が降る季節を避ける」という必須条件は大事だが、盆や9月にしなかったのは父の体調がいまいちだったから。それなりにましになった頃合いを見計らった結果がこの時期。
でだ。せっかくなので今回も盛大に寄り道を敢行。

三岐鉄道ですね。三岐って三重+岐阜だからね(目的地に近いとは言っていない)。

まずは本線、保々の付近。ある程度の見通しがきくところへ。

田んぼ沿いのカーブ。黄色い電車は田園地帯でよく目立つ。あ、ちなみに空の色は気にしたら負け。そもそもこの日は予報からしてお世辞にも良いとは言いがたく、降ってないだけありがたいと思うべき状態だったんで。
そんな天気でもわざわざ来た理由がこちらです。

おー、長いぞ。いいね。
西日本ではここくらいでしかお目にかかれない、タンクの行列。を重連でひっぱる機関車は、黄色い帯のアクセントが効いている。日祝はともかく土曜ならやってるかも、という旦那さんの読みは当たりだった。

藤原方面の列車にも期待を込めて、立ち位置変更。今日は貨物狙いなので、普通の電車は上下ともにリハ役を担っていただく。

おっ、きたきた。こっちも長いね。駅から出て徐々に接近するところから、最後尾が抜けるまで、じっくり鑑賞できた。

では移動するとしよう。北上ついでにちょっとだけコースを逸れると、ちょうど北勢線の名所。

数年前のアレ以来やね、めがね橋。ナローな方の黄色い電車も健在。

大きなカーブを抜けながら、ゆっくりとした速度で進む。振り返ってもまだまだ見送れる。

そのカーブの外側、神社の近くでは、もう終わりかけではあったものの彼岸花が少々。阿下喜行きはゆらゆらと車体を揺すりながら、これまたゆっくりと走る。

安全第一という良識に任せつつ、ほとんどノーガードで間近に電車の姿を観られるのは、地方ならではの良さかな。

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