ごゆるりと房総 (4) 再現の顔
20 Jun 2014
ドライブ用音源を先日の羽越ツアーでほぼ使い切ったので、また在庫箱をあさって吸い取ってみた。びーずなんですけどね、いやその、10代のあれやこれやが詰まりすぎていて一部アルバムは曲名読んだだけでうわーっていう。運転中に動揺しては本末転倒なんで、自分が運転しないときだけ使おう。うん。
さて千葉ですが、このへんからいすみ鉄道サイドの攻略へ。
緑ばっかりの風景に黄色。その視認性もさることながら、もっと注目すべきは車両そのもののデザイン。
例の自販機と並べてみると、あらそっくり。色こそ違うが、ライトの形状や位置、窓や扉など大筋では完全に一致。
それもそのはず、いすみで最も新しい形式になるこちらの 350 形は、自販機の元ネタ=キハ 52 に可能な限りエクステリアを近づけるという至上命題のもとに生まれたものだった。
2013年にもなってこれほど国鉄っぽい車両を作り上げてしまったのは見事という他ない。そこまでこだわった発注者(いすみの社長)もそうだし、応じて製造したトランシスも。
そんな 351 だが、正面顔と同じくらい目をひくものがついていた。
なぜムーミン。かは定かでないが、なんにせよ以前からムーミン列車は企画として存在しているようだ。まあ千葉の内陸ならムーミン的なものがいてもあんまり不自然さはないな。
そんなムーミンたちを見守る大木。これからの季節はいい木陰を作ってくれそう。
駐車場の方からやってきたねこも、物陰からそっと視線を送っていた。
でだ。来たはいいのだが、次に発車するのは30分近く後らしい。と判ったので、駅からは撤収。沿線のどこかでお迎えしようと考え、しばらくロケハンしたところ、川を渡る鉄橋が見えた。ここで待ってみよう。
木やら竹やら結構威勢良く伸びている場所ではあったが、水面も含めてなんとか1両分。
入れ違いに現れたのは「急行」だった。緑の中にたらこ色やクリーム色、これまた目立つ。いかにも郷愁漂う色をまとったあちらの車両には、後でゆっくりお目にかかることになる。
なお、ここの最寄り駅は大多喜。我々の背後、山の上に大多喜城があったから、きっと車窓からは見えていたことだろう。
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