各駅停車のまちあるき (1) 天神さんの社
3 Mar 2017
ふぅ。今週もたっぷり忙しかった。とはいえ幸い体調を崩すほどではなく、仕事で適度に力を抜く度合いも少しずつ判ってきた。要はようやくペース配分が取れてきたってことすね。通勤電車で何もせず休憩するの結構大事。
さて今回は比較的最近のお話の番ってことで、先週末の軽いネタにまいります。
まず最初にやってきたのは、こんな駅。ホーム中央にどんと構えるのは、柱ではない。生きている木。よく観ると上の方には神棚まで設けてある。
傍の説明板が、由来を教えてくれる。もともとここは神社の境内であり、電車が開業する際に木を残す形で駅を建設。そのまま今に至るというわけで。
その名も服部、という駅名だったが、少し前に開業時の駅名「服部天神」に改称された。中山観音や松尾大社など、同様に寺社仏閣が近い複数駅が同時改名だったはず。
木の存在感は外から観ても際立っている。駅舎が小さいだけになおさら。
大木と駅舎と電車をセットで。ついでに線路越しのハットリくんらしきものが見えるのも、また当地のありのままの風景ということで。
せっかくなので、駅名にある天神さんにもおまいりしていこう。
て、近っ! 駅から2分とかからず到着。駅が境内に含まれたのも納得の距離。
ここは足の神様として知られている。能勢街道の経由地ってのも理由のひとつだろうが、さらに歴史を辿ると、かの菅原道真が流される途中に足を悪くして、このへんで祈願したら治った、的な故事があるようで。
健脚祈願の台座は、靴を脱いで前に立ち、本殿に向かって拝礼する手順。結構痛かった。
天神さんなので、もちろん梅がある。ちょうどいい感じに開花していた。
そしてこのお天気。お宮参りや祈祷の人もちらほら見受けられた。きっと地元の皆様にも、身近な存在として大事にされていることだろう。
道真公というと個人的にはどーしても太宰府なんだけど、ここも小さいながらもしっかりした神社やね。
と、参拝も済ませたところで駅に戻る。
ところで、服部天神の駅前に「萱島歯科」がある。なにがおもしろいのかわかるのは、きっと大阪北東部に詳しい鉄ヲタさんくらいですかね。萱島の駅前に服部さんって開業医があれば完璧。
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