年またぎ西国放浪記 (12) 直通電車

節分ですなぁ。流行に乗せられて恵方巻の儀を執り行ってみた。ご近所デパ地下で最初に目に入ったのを買っただけだったけど、普通に食べ物として美味しかったよ。
まあそれはさておき、年始帰省のお話はもうちょっと前進。

今年も初詣ルートは往路と復路で違うものを使う。せっかく西まで来てるんやし複数社乗りたい、という「元とりたい根性」も少々あるかな。
難波に着き、カフェで軽く食べてからなんば線へ。で、なぜか尼崎で降りる。

いやちょっと撮っていこうかなと思って。はよ初詣行けやというツッコミは甘受します。

ということで本年初のまともな電車撮りは阪神から始まった。3・4番線ホームの三宮方に陣取って、来るもの拒まずで。

尼のいいところは近鉄車もお手軽に観れること。山陽も含めたら3社掛け持ち。

必然的に2社コラボシーンも多発…かと思いきや、意外と隣同士に来ない不思議。
しかしこうして並べて観ると、お互いに新世代の車両がいずれも「グレー・シルバー系+オレンジ・イエロー系」でなんとなく通ずるものがなくもない。

1000 系も増えたねぇ。まだまだ鋼製車も多いけど、いずれはステンレス世代が当然のものになるんだろうし。

撮影地を尼にしたのは、並びというよりは上り線を望遠でやってみたかったという理由が大きい。

が、200 mm じゃ全然足らんかった。せめて 300 は欲しい。

まあそれを差し引いても、以前から気になっていたいわゆる鳥居バックで撮れたからよしとしよう。曇ってるのは仕方ないとして、少しは正月っぽさ出たかね。

滞在中、気になる編成に出会った。

顔だけ観ると普通の 8000 系。

と思って振り向いたら全然顔が違った。それどころかクーラーキセも窓枠もまるで別物。
帰宅後に調べて、当該編成の数奇な運命を知る。元編成6両の半分が震災で廃車となり、別の残存車と新しい先頭車をくっつけて復活したのが現在の姿。三宮方の顔などの形状がえらい違うのは、これが実質的に試作車だったから、てことらしい。

ひとしきり撮ったところで三宮方面行きホームへ移動。ついでに、ちょっと梅田方の端まで行ってみる。

いや、そこの煉瓦作りの建物と事業用車が気になったので。建物はかつて発電所だったものを倉庫として使っている模様。

一方の事業用車、2両くっついてる側の乗務員室が半分以下にカットされている、と旦那さんが気づく。あーほんとだ。こういうことがあるから、特殊用途をもつ車両はちょっとおもしろい。

おっと、気づいたらもう15時ではないか。この後さっさと厄神さんへ向かい、ようやく初詣を終える。だがしかし、昨年のお札を自宅から持ち出すのをうっかり忘れてしまい、改めての納札を翌週の伊丹ツアー旅程に組み込む必要が出てしまったわけで。

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