山とアプトと機関銃 (6) 観衆にまじる

今年の株主優待は海老とサーモン。順調に消化しております。特に後者は少量パッケージで、2人暮らしでも無理なく使えるのがいいね。
さて、本日も引き続き井川線の駅ウォッチから。

こんな山奥でも、どこからともなく人は訪れるもので、次の列車が来る頃には我々以外にも複数組が見物にやってきた。

カーブを曲がるきしみ音を豪快に響かせながら、先頭の機関車が姿を現す。

遠くから撮っている時には全然気づかなかったが、普段見慣れている一般的な機関車と比べると明らかに違う。とりあえず正面顔の縦横比が違いすぎ。こんなのっぽさんだったのか。その印象を生む理由となっているであろう、床下機器のボリュームに圧倒される。

列車がすっかり停まると、恒例の連結部見学タイム。

乗客やそれ以外の一般人とともに、車掌さんも解除の様子を見守る。それにしても、アプト用の機関車とそうでないディーゼル機関車(写真中央)の高さの差がものすごい。まるで親子。

切り離しは2分もせず終了。機関車は次の出番に備えて留置線へ引っ込んだ。

数分後。見物やトイレに降りた乗客が戻り、信号も切り替わったところで本体も発車。

非アプト区間を担う機関車には、パーミル会のヘッドマークがついていた。帰宅後調べたら元々は期間限定モノだったようだが、好評につき延長ってとこだろうか。
…おや? 客車の見た目がバラバラなのは遠目にも気づいてたけど、とりわけ目を引くものがあるぞ。

目の前を通過する車番を観たら「スハフ 4」。いまや2両しかいない最古参グループの1両が投入されていた。そのくらい多客日だったようで。

おっと、最後尾にもヘッドマークがあったか。常設タイプと思われる使い込まれた板は、ズバリ寸又峡を表した名称と絵柄だった。

反対方向の列車が着くのは20分ほど後。駅一帯は再び静けさを取り戻す。

周辺散策でもして待とうと再び踏切へ行くと、頭上にはよくわかる井川線の図。確かにだいたいこんな感じですな。

ところで、これを落とした人は無事旅を続けられたのだろうか。裏には数日前の日付。きっと連結見物に出たんだろうな。

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