神在月の陰陽路 (22) 夢みる物語
21 Nov 2013
昨日書き忘れたが、今年もインフルさん予防対策を打ってきた。しかし平日真っ昼間にやたら同目的の人が多いと思ったら、今は学校でも接種必須じゃないのか。なんとなく隔世の感。
さて秋旅4日目ですが、しまねっこ以外のばたでんのお話など。
しんじ湖温泉のはすっかり忘れていたが、ここの終端はきちんと記録。わりとベーシックな感じですね。
ふと足元を観たらハートが埋まっていた。もしかしたら他の場所にも潜んでいるのかもしれない。
この出雲大社前駅、駅舎自体がなかなか興味深いデザインになっている。
凝った形状のシャンデリアに、カラフルなステンドグラス。頭上だけ観ると教会さながら。
真正面に立つと、昭和初期の空気をそのまま伝えるモダンな様式がこれまた目を引く。張り出している南側はカフェになっていたが、旦那さんが最初に来た際は待合室かなにかだったっぽい。
ところで、参拝も終わって時間もあることだしアレでも観に行きますか。
今はのんびりした余生を送っているデハニ 52 さん。太っ腹なことに車内も公開されていたので、ちょっと乗ってみよう。
ニは荷物のニ。なので、開いている出入口から入るとまずそこに荷物室がある。
あ、でた。扉の両脇、例のあの映画のいろんなシーンが貼ってある。
空くのを待って、先頭の運転席部分にも行ってみた。目の前に延びた線路はそのまま本線に接続しているので、線路の状態に目をつぶれば今にも発車しそうな感。
今なお鮮やかなモケットと、いかにも使い込まれた木の色がとっても美しい。
そういや、初期の映画タイトルは “BATADEN” だったんやな。結果的には、地元民以外にもわかりやすく汎用性の高い “RAILWAYS” に変えて正解かと。
我々の見学中はたまたま空いていただけらしい。後からどっと複数グループがあらわれた。
何人もこうして普通に着席していると、まるで「普通に駅で停車中、現在発車待ち」かのような錯覚に陥る。
それもまた、このデハニさんが大事に使われ続け、また退役後も丁重に保存されていることの証だろう。
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