オンリーワンのある街 (2) ふくらむ希望・2

延期になってたライブのチケットが来たので、いの一番にポジション確認。だいたいの景色を公式で出してくれるのって便利やね。昔は口コミだけが頼りだったことを思うと、いい時代になったもんだ。
まあそんなわけで引き続き福井から。

北の終点・田原町。そこで何より目を引いたのは駅舎だった。

上屋が完全に木造。しかもピカピカな感じではなく、以前からナチュラルにこうだったっぽい雰囲気。いいですねぇ。

反対側のはしっこは、駅とそうでないところの境界線が著しく曖昧だった。運賃収受が車内で完結してるからこその敷居の低さ。

待機中の運転士さんは、この後の折り返しに備えて全身をほぐすような動作をしていた。地味にそこそこ距離のある路線らしいから、身体のケアも大事やね。

この駅には、もうひとつの顔がある。さっき終端の奥に見えていた線路の持ち主。

実質的に屋根がくっついた状態で、えちぜん鉄道が隣接している。駅舎を上から観ると Y の字というか、短絡通路があるから A の字と言った方が正確だろうか。

こちらがその短絡通路。相互に乗り換えるお客さんもそれなりにいるのだろう。

福井を共に盛り上げようという意図は、構内のポスターからも感じ取ることができる。こういう星座的な見立てって無理のあるケースも多いのだが、これはわりと納得。

この後折り返し電車で南下する予定なのだが、時刻表を観ると、発車数分前にえちぜん鉄道の方も上下線列車が来るようだ。
せっかくなので、えち鉄も撮っていくことにした。

なかなか爽やかな柄の車両。しかし、これまた軽いデジャブ感。はて、なんだろう。その理由に、帰宅後じっくり観直して気づく。番号のフォントが完全に阪神。車両本体は愛環のお下がりらしいが、他に元阪神車もいるので書体を統一した説が濃厚。

そうこうしているうちに反対方向の電車も到着。どうやら、中高生の帰宅アワーに突入したようだ。
ただ、それは全く他人事ではなかった。この直後に福鉄に乗り込んだところ、着席こそできたものの、車内は10代の人ばっかり。さらに追い討ちをかける如く、福井駅前で大量の女子高生の皆様が乗車されたため、完全に包囲された我々。結局、西鯖江まで大変賑やかな電車旅と相成ったのであった。

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