姫たちの雪国 (14) 吹雪修行五曜星

旦那さんが珍しく会社のおつきあいの為、この後夕食をとりに外出することに。こんな日に限って外は数年に一度レベルの大雪というのは、間がいいのやら悪いのやら。とりあえず完全防備してちっちゃいカメラ持ってこ。
さて、函館の夜の部はこんな日にぴったりの?猛烈に寒い絵を2連発で。

夕食後。店で粘っていてもさっぱり雪が止まないので、潔く駅へと突撃することにした。

函館もまた終端駅。路面電車以上に見事な「雪終端」。

この寒い中わざわざ来た理由はほかでもない。

まもなく…といってもあと軽く30分はあるわけだが、今日はカシオペアの上り運転日。

それを待ち受ける8番線はこのとおり。一番海側のホームなため、遮るものなどなにもない最前線である。ひー。さすがにここで待つ度胸はないので一旦屋内へ撤退。

ふぅ。時間が迫るのを待って再び出動。キハ 40 の見事な雪化粧っぷりに見とれた後、いよいよ寒風吹きすさぶ8番線へ突入。

駅員さんに迎えられ、ヘッドマークにほんのり雪を宿した DD51 がやってきた。

吹き付ける雪と強いライトに翻弄される AF。むりやり1枚。

ほどなく停車。間をおかずして、函館ならではの見せ場が始まる。

ここから先はこちらが先頭。津軽海峡を越えるためだけに登板する ED79 が、連結のため接近。

やわやわ〜。と言っていたかは定かでないが、誘導に従い、そーっとそーっと。

無事連結。
いつの間にか多くの撮影者に囲まれていた。我々以外、大半が乗客だった模様。やはりここは重要なポイントのようだ。そらスイートのおっちゃんらも身乗り出すわ。多分着雪でよく見えてないと思うけど。

これで即発車かと思いきや、どうも何か問題があったようだ。

なかなかドアが閉められない。すっかり雪に染まったホームを、電球色の灯りが照らす。

車掌さんも展開を案じている様子だったが、この後確認がとれたのか、何事もなかったかのように列車は動きだした。

定刻より約8分の延発。長距離列車であれば普通に吸収できる範囲、と、後日旦那さんが言っていた。

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