予讃ものがたり (10) 灘を走る贅沢

ここんとこ、ラジオを聴く際にはブラウザ経由が主となっている。AMFM 問わずノイズはほぼないし、付帯情報もいろいろ拾えるし、基本的には便利なんだが、どーしても1分強の時差が出るのよね。実況がワンテンポ遅れるじゃないすか。
さて5月帰省旅、3日め後半になってメインイベント。

態勢(主に腹ごしらえ)を整えたところで、頃合いを見計らって JR の駅へ入場。

1日に何往復かする特別な観光列車「伊予灘ものがたり」の午後便を見物に来た。西のと同じような世代の LED、こういう仕込みをできる中の人がいらっしゃるようで。

出発の30分ほど前に入線。て、なんか爆音鳴らしながら走ってるんすけど、これはいったい…。あとで確認したところ、まさかの「本格的なインストがそのままミュージックホーン」方式。斬新やな。

列車の設定としては数年前からあるんだが、初代がくたびれてきたので引退、休眠期間のうちに新たな専用車両が用意された。で、4月に入ったばかりの2代目がこちらになります。キハ 185 の大改造車(全車グリーン)。

先代は2両だったとのことだが、国内観光列車としてはトップクラスの9割近い乗車率を受けてか、2代目は3両編成。では発車までの間、そんな3両を外から拝見。

この手の特殊車両あるある「九州に飽きるほどいるあのデザイン会社」ではなく、自社デザイン。まあフォントとか観たらアレじゃないのはなんとなくわかるね。

3号車は新設カテゴリーで、1両貸切の個室利用タイプ。定員8名やからちょっとしたパーティーみたいな感じか。

こっち側が黄色、1号車寄りが赤。いずれにせよ太陽の色がモチーフ。

海に向かって座るカウンター席や、

レストランのようなボックス席など、人数や目的で自分に合う席を選んで予約するようだ。

乗車準備中、というか到着からまもなく、出入口には特製アイテムがセットされた。

ものがたりなので各車両「◯◯の章」と名前がついている。このマット、ダスキンらしい。

て、一般配布されてるであろう時刻表に書いてあった。書式はともかく、こんな感じで1枚にまとまった時刻表、岐阜の本家とかにもあったわー。

なんせ30分も停まっているので、あわてなくても写真はぼちぼち撮れる。

つーか四国平和やなぁ。東や西みたいにわんさか来ない。いや、鉄道会社としては人が多い方が収益いいんでしょうけども。

発車迫る頃、なにやら中の人が大勢集まってきた。あぁ、なるほど。お見送り用の横断幕(?)があるのね。瑞風見物で旗配られたの思い出した。実際このあと、乗らない人が乗る人に手を振る光景が繰り広げられる。のを動画で見送っていると、BGM に延々と流れ続ける癒し系の女性ボーカル曲。専用のテーマソングがあるらしい。

そんな感じでまったり楽しくお見送りしたわけだが、他にもいろいろ撮れたのでそれは次回。

通勤通学以外でテコ入れを図るのは、JR に限らず鉄道各社にみられる傾向。四国も気合入ってんね。

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