姫たちの雪国 (15) 吹雪修行北斗星

仕事用に先日買ってきた、宛名シール。今日使ってみたけど、いやぁこれは実に素晴らしい。送り先を間違う非礼も避けられるし、なにより送付作業が超高速化。唯一の難点は、シール出してる会社のレイアウトソフトが UTF-8 非対応で旧字体が出せないこと。み、名字が…。地味にくやしい。
そんな話はさておき、函館超寒い夜撮シリーズ後編。

カシ様を見送って、何はともあれ屋内退避。

これは先に撮っておいたものだが、ホーム突き当たりから改札までの通路には屋根も壁もあり、外よりは断然暖かい。広大な待合室状態。これがないとやってらんない、それが函館駅。
で、何故改札を出ないかと言えば、それはほかでもない。

ちょっと待てば来る北斗星をスルーする手はないよな。

なお、こちらも同様に遅れております。

だから AF が合わんっちゅーのー。言い訳やね。はい。相変わらず雪は止まない。

カシ様のとき立ち位置が悪くて見逃した作業を、今度はしっかり観察。コートを着た駅員さんの仕事は、連結部の雪を箒で落とすこと。払うというよりは叩き落とす。結構力強くガッとやっていたから、着雪は見た目以上に堅いのだろう。

駅員さんがホームに上がったところで、こちらでもまた ED79 の出番。

連結する側にもきちんとヘッドマークはついている。

これも先程はよくわからなかったが、ヘルメットの駅員さんはライトの色で指示を送っていた。

連結器がくっついたら赤を点灯。なるほど。夜の作業では、これが一番伝達性に優れているのだろう。

今回もやっぱり撮影者は乗客メインのようで、停車中のみ多く、気づくと潮が引いたように消えている。こんなとこで取り残されたら大変やし。

前照灯がつくと、表情が頼もしさを増す。そして5分少々の遅れを取り戻すべく、力強く発車していった。
…あれ?
北斗星が壁になってくれている間に少しでも改札側へ戻ろう、と一生懸命歩いていた我々だったが、発車を見送ったところで気づいた。
雪止んでるし。
要するに、撮影中だけガンガン降ってたわけやね。これは鉄ヲタに対する試練か、あるいは北国っぽさを演出する舞台装置か。ともあれ、がっつり真冬装備で臨んだのが幸いして、まじ冷えて参ったのは顔と手くらいなものかもしれない。

札幌からここまでの仕事を終えた DD51 は、主役が去った後にひっそりと回送される。

せっかくなのでお見送り。

もし次に北海道で撮る機会があれば、その時は入線時にこれくらいの精度を出したいもんですな。

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