遅れてきた避暑地 (3) 港町に走る

なかなか書き進めてないんすけど、地味に忙しくてですね。あんまり貯めると年越しちゃうネタが出かねないんで、もうちっとこまめにやりたい気持ちはあるものの。かといって端折りすぎると数年後に困ったりするし。うーむ。
てことで9月北海道旅、初日ラスト。

郊外をぶらぶらしていたらだいぶ暗くなってきた。まずお宿に入ろう。

「ドーミーイン PREMIUM 釧路」さん。温泉の出る大浴場があるってのも選定理由のひとつ。

ちょっと珍しいレイアウトの部屋だが、実は大荷物広げるのにとてもよい。

でだ。このお宿、著名スポットの目の前に建っている。

これは幣舞橋(ぬさまいばし)。まあ一般的には読めんね。自分がすんなり読めるのは、むかし地震かなんかで NHK の定点カメラがここを映してたから。それはさておき、ここは別の意味でも観光名所として推されている。

釧路川に沈む夕日を眺められるスポット。て、今日はちょっと雲多いかな。

まあ陽が出てるだけよしとしよう。
しばし堪能して橋を離れる。ここから駅に向かう一直線の道は北大通というようだ。

ネタにしてほしそうなタグ。でも実際ほんとに涼しいんだなこれが。9月なのにさっぱり気温が落ちない関西から来た民、快適さに驚く。

駅まではそれなりに距離がある。だからバスでも乗ろうかと思いきや、駅方面へ向かうものが見当たらない。だから歩いているわけだが、そのおかげで街角の「鶴っぽいなにか」に出会う。

足元にもタンチョウ。本物にはそう簡単に出会えないだろうなぁ。

幣舞橋から歩くこと10分少々。

釧路駅でございます。わー、これは最近あんまり観なくなった国鉄駅のテンプレ。

コンコースも昔ながらの雰囲気が漂う。ちなみに IC カードは使えません。

それにしてもガードが堅い。ホームに通じるドアを全部閉めればかなり風を防いでくれそうだ。さすが試される大地。

地下通路を経て別ホームへ向かうと、エスカレーターごとバッチリ囲われている。てかこうしないと雪が吹き込んでヤバいわな。

寒さ対策は現代レベルな一方、ホームの一部は昭和の風情を色濃く残している。

片隅には、かつて近隣にあった炭鉱の歴史を語る展示物。

駅に着いて早々、我々は昼間の大きな勘違いについて答え合わせをしていた。

ノロッコ号、実際はこの日も運転されていた。湿原で1時間待てば来ていたのである。それが判明したのは、入場前に回送する場面に出くわしたから。と、ネタを逃した話はともかく、観れるものを観察。

ほどなくして着いたのは根室本線の鈍行。お、なんか綺麗というか現代的やな。同線では2年ほど前に導入された H100 形、電気式気動車(ハイブリッドではない)らしい。DECMO という名前もついている。

後を追って特急おおぞらも到着。キハ 261 系、折り返し札幌への最終便になるようだ。

新しいモノばかりかと思いきや、花咲線(根室本線の東側)は国鉄世代のキハ54形。民営化直前の置き土産が、地方では意外と健在。

じゃ、今日の撮影はお開き。夕飯にしよう。

釧路の繁華街は駅前でなく幣舞橋付近。お宿のクーポン対象という理由で、こちらの「あぶり家」さんに入る。

これが大当たり。とりわけ牡蠣フライや子持ちししゃもが絶品。焼いてもジューシーなアスパラなど、どれも大変おいしくいただく。

そして、部屋でいただくデザートも地元ならではのお店で仕入れ。みんな大好き北海道ご当地コンビニ、セイコーマートの出番だ。

セコマという PB 商品が多数並んでいたので、それを目印にチョイス。とうきびソフト、だいぶ濃厚だった。

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