遅れてきた避暑地 (2) 湿原を望む
16 Oct 2024
昨夜は急遽ちょっとおでかけしておりました。同じことを考えた人も多く(といっても大混雑にはならないレベル)、本来ならすっかり閑散としているはずの場所にほんのり熱気が。そもそも週末の昼間とかに来てくれればもっと楽なんですけどねぇ。
さて9月の北海道、釧路をさくさく回るよ。
何はともあれおなかがすいた。そりゃそうだ、もう13時。
空港を出てなんもない道をしばらく進み、埠頭近くの道をさらに進み、釧路市内へまっしぐら。
駅からほど近いところにあるのが和商市場。本日最初の目的地である。
幸い、お目当てのモノは提供されていた。羽田便から直行した人も他にいたと思うし、午前中だけとかじゃなくて助かった。んで何が目的かというと、そこらじゅうに書いてある「勝手丼」の3文字。
説明しよう。まず「ごはんだけ売ってる店」に行き、好きな量のごはんを丼で買う。そして場内のお魚屋さんで好きな刺身をピックアップ。どんだけ積むかは自分(とお財布)次第、カスタムし放題の海鮮丼を自作できるというシステム。
それぞれ微妙に違うモノをチョイス。いかにも北海道な鮭いくらうに以外にも、ほっけ、かじき、きんき、松川(かれい)など、馴染みのないお魚も含めてあれこれと。2人合わせて 4,000 円くらいやったかな。胃がちっちゃいんでこのくらいでいいんだよ。盛る人は倍くらい行ってもおかしくない。
ふぅ。腹ごなしも兼ねて、今度は郊外をめざす。
細岡というエリア。釧路は釧路でも市じゃなくて町に入った。同一名称の自治体が隣接してる理由はまあいろいろあるようで。
森の中に作られた遊歩道をを進む、というより登ること数分。
おー、着いた着いた。
ここは細岡展望台。釧路の名所といえばやっぱり釧路湿原、それを一望できることで知られるスポット。
はりきって全方向収める(一眼撮影の3枚を手動合成)。
手前にはひたすら平たい湿原と川。はるか奥にはいくつもの山が控える。中央寄りに雌阿寒岳、右方向に雄阿寒岳。
世の中で見かける湿原の写真はここからの眺めだったのかと納得の、絵に描いたような景色をしばし堪能する。
せっかくなので、ふもとにも立ち寄る。
釧路湿原駅。展望台からは徒歩数分ひたすら下り坂、つまり駅から展望台は登りしかございません。
細い1本のホームごと、森に囲まれたなんとも爽やかなロケーション。
この時間は列車もなさそうである。てのがとんでもない勘違いだったことはのちに判明する。
そうそう、ほんとはコレがですね。
何も気づいてない当家、目的を果たして戻る。
さすが国立公園だけあって、駐車場がしっかり備えてあるのは助かる。
ちなみにこちらが今回のレンタカー。いやちょっとでかいな? コンパクトカー(銘柄指定なし)だったはずが、なぜかカローラフィールダーをお出しされた。ナンバー観て納得。札幌への返却回送ついでに客扱いってことすか。我々は運び屋になったようです。
この空き地は細岡駅近くのカヌーのりばだったんだが、ここで大変な発見をする。
しかさーん! 釧路湿原に暮らすエゾシカ。生で観れたよ。やったね。
だがしかし、実は当家すでに鹿遭遇済であった。さっき埠頭付近の空き地に、びっくりするほどでかい鹿が複数で草食っててね。驚きすぎてなんも撮れんかったから、改めてゆっくり鹿鑑賞できてよかったわ。
自然を満喫できるところは他にないかと車を走らせるうち、流れ着いたのが塘路湖。
こちらもカヌーとかの拠点になっているようだ。
実際に舟を出している人もわずかながら見かけた。
多少の雲はあれどそこそこのお天気の中、湖面は静かに澄み切って美しい。
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