特急は時代の鏡 (2) 会社跨ぐ駅舎

それにしても気温の乱高下がえらいことになってんな。今日も日中は大変あたたかく。というかここ数日、真冬モードで寝てると暑いなんてこともしばしば。12月なんだけどなぁ。寒いのは苦手だけど、例年と体感が違いすぎるのもやりにくいのよ。
なわけで9月の近鉄乗り旅後半戦。

降りたのは津駅。

下車駅として使うのは去年の乗りまくり旅以来かな。来るたびにやっぱり撮っちゃう「つ」。

あらそんなところにも。ローマ字表記ならもっと短い駅があるともいうが、漢字1文字のインパクトはやはり強い。

せっかくなので、ついでに JR 構内に立ち寄ってみる。

どうやら南紀がもうすぐ着きそうだ。車両更新に追随して、新しくなった乗車位置案内を目印に待機。

乗るにはちょっと中途半端な時間帯なのか、もっともコンパクトな2両編成。それでも利用者皆無なわけはなく、ちらほら待っていた人たちが乗り込んでいく。

そこへ近鉄の特急も来た。白ベースにオレンジを置いて窓は黒。さすがに間違えることはないけど、思ったより似てんな。

この日は当駅で折り返す行程。券売機がクレカ非対応で往路の乗車券は現金対応としたが、地味に結構するんで復路分はカードを使いたい。

となると、現状では有人窓口しかないのよね。この手作り感あふれる台(?)は何かと思ったら、カード読み取り端末が奥から出てきてここに置かれた。なるほど。

帰りの特急まではまだ時間がある。車中のおやつをミスドで仕入れ、あとは電車を眺めて待つ。

そういや、この駅「もう1社」あるよね。時刻表をチェックすると、観ていく時間はありそうだ。待つことしばし、小ぶりな車両がやってきた。

って派手やな!
これは伊勢鉄道。形式上は旧国鉄の第3セクターでありながら、実質的には JR のようなもので優等列車がバンバン経由している。

線内には鈴鹿駅があり、当然 F1 期間中ともなれば鉄道輸送の主軸を担う。それでこういうラッピング車も存在するわけだが、やけに綺麗やなと思ったらなんと8月末に投入したばっかり(訪問日:9/2)。今回のネタ枠はここやったか。

2番線ホームのすみっこにひっそり発着する、1番線の小さな車両。最繁忙期はさぞ混むだろう。

もいっちょついでに JR の優等列車をおかわり。

快速みえが来た。鈍行以外が30分に1本来ると考えれば、ぼちぼちの規模感。

じゃ、そろそろ近鉄ホームに移動しよう。と階段を登りかけたら、傍らにとっても誇らしげな掲示が2枚。HC85 の快挙がよほどうれしかったと見える。そりゃそうか。

1時間近く待機時間があったけど、なんだかんだで気づけばもうすぐ帰る時間。

乗り継ぎとかいろいろ考慮すると、名古屋まで行くと無理があるので津になった折り返し地点。

そしてこちらのひのとり、名古屋からノンストップで来て、次の停車駅は鶴橋。だから最速で帰れる。

わりと直前で思いついたこともあり、さすがに最前は取れず。それでも多少は展望を楽しみながら、おやつはあっという間にたいらげ、あとはのんびり。

こうして、結果的に新旧特急乗りくらべの旅となった大移動はおひらきとなった。いやー、やっぱひのとり乗るならプレミアムっすねー。くつろぎ度が半端ない。

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