うめきたレボリューション23 (1) きえゆく線路

明日はちょっと用事がありまして。案内係を仰せつかっているのだが、普段歩き回っているエリアのことなのでまあなんとかなるでしょ。あんまり早い時間から降らないでくれるとありがたいけど。
さてここからは昨年度終盤、春のダイヤ改正前後のお話。

1月下旬。もうすぐ変わるモノを観に、梅田へと向かった。

まずはルクアの上から軽く偵察。ちょうどそこへ通りかかる、パンダくろしお。

そしてキティはるか。特急が「地上を通過」する光景は、まもなく過去のものとなる(つまり現在はもうなってる)。

かつての梅田貨物駅。旅客ホームを作ると判明してから、当家で長らく「北梅田(仮)」と呼ばれていた施設は、「大阪駅の別ホーム」として開業することになった。その駅、絶賛工事中。

高みの見物を終え、屋上から降りてきた。おっと、あちらにもまもなく姿を消す(これもつい先日営業終了済)マルビル。受験前夜にお宿から見下ろしたり、タワレコで買ったり公開録音に駆けつけたり、お世話になりました。

話をニュー大阪駅に戻そう。

駅本体以外にもすごい勢いでビルが増えていっている。

むしろ駅舎はこれからが本番、万博にはなんとか間に合わせたい意志を感じる。

じゃあ駅の出入りはどうすんのかって言うと、当面は地上出口だけでも作ってなんとかするようだ。

おそらく線路のこっちとあっちで、出口がちょこっと顔を出している。

工事現場見学はほどほどにして、最大の目的地へ。

やはり先客が多い。ニュー駅は地下、つまり地上線路は廃止。もちろんこの「西梅田一番踏切」も廃止となる。

と、そこへ颯爽とあらわれた 323 系。いやなんで環状線が来んねん。と思ったら、どうやら集中試運転だったらしく。

せっかくなので、もうちょっと踏切の近くで腰を据えて撮ろう。

上へ伸びかけのビル。営業運転ではここを走らない電車。

週末なので貨物は期待していなかったが、たまたま1本やってきた。

結果、日通の拠点の脇を日通コンテナが通る構図に。貨物にとってこの地が「ただの通過地点」になって久しいが、今後はさらに地下を含む勾配が追加されることになる。

それにつけても雲のまだら具合がえらいこっちゃ。

くろしおはまだしも、はるかはだいぶアレな感じに。もっとも、地下化イコール撮りにくくなるのは確定で、都市部の地上で特急を撮れていたこれまでの時期が貴重だったのだと、改めて気づく終盤。

ひとしきりバリエーションを押さえたところで、この日は撤収。

通勤徒歩ルートとして経由可能だった旦那さんはともかく、自分にとってはこれが見納めとなった。

運行面で考えれば、ネックの単線区間がなくなってスムーズになる部分もあろうかと。

この線路から右側の景色は、我々が関西に来た数年間だけでも変化を続けている。学生時代と比べたらもはや別物だろうな。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。