グリーンの風にあつまって

家の設備がここんとこ調子悪そうなので、業者に来てもらった。とりあえず小手先の対策を打ってくれて一旦ましにはなったものの、どうやら根本原因はもっと違うところにある模様。それは想定してなかったわ。改善が終わるまでは様子見やな。
さて今回は10月下旬、山陰に出かけた翌週のお話。

この日、梅田まで見物に出かけたターゲットは瑞風。19年秋に撮った後、翌年からアレの影響で長期運休。21年春になってようやく運行再開するもすぐ運休、夏には再開したけどやっぱりまた運休。度重なるお休みを経て、10月からようやく本格再開ということで、久しぶりに様子をうかがいに来た。すると、

あらそんなところに特設窓口。
大阪駅が現在の形に整って以来、9・10番線付近で謎のガラス壁が続いているのをずっと不思議に思っていた。どっちかというと「ここに改札つけてくれたら楽なのに」て意味で。まさか瑞風専用改札を作れるような構造になっていたとは知りませんで。

と、ひとつ謎が解けたところで、今回はガラス張りのデッキ西端に陣取る。陽の当たり具合を気にしつつ、待機することしばし。

かつての桜橋口付近の大改造が粛々と進む中、比較的すっきり見える数少ない角度でお迎えできた。

この日の運行経路は、大阪始発の山陰片道コース。だからあっちから来て10番線に入るのね。

あちらのホームでは例によって、お見送り用の旗を配布している。それは以前やったから、我々はこっちで淡々と観察に専念しよう。

前回は食堂車くらいしかまともに撮れなかったんで、客室部分を注視しながら進む。

普通の部屋、といってもアベレージが高いので落ち着いた雰囲気。椅子の布張りはそれぞれ柄が異なるようだ。

しばらく行くと、あからさまに窓配置の異なる車両にさしかかる。これはアレですね。

うわー。バスタブに蛇口。窓の中だけ観るととても鉄道車両には思えない。

からの、もはや「寝台」の域を通り越してしっかりしたベッド。これぞ走るホテル。

これが7号車、キサイネ 86-501。1車両まるごと1部屋に充てた超豪華仕様。もちろんお値段も超豪華。

自分で乗れる日はまず来ないと思うけど、これを使って旅する人はさぞかし優雅なひとときを過ごすことであろう。

バーカウンターでは早くも一杯やっている人の姿が。

応対する人も、運行開始当時とは別の意味で気を遣うことが多そうね。

そして最後尾の展望デッキには、こちらも早々と出発を待つ乗客の方。

多くの人に見送られて、深緑の列車は旅立っていった。昨今のあれこれを考えるとまた運休しかねないなとも思いつつ、せっかく乗れた人は楽しめているといいな。

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