こうべ三景さんぽ (1) 本山の変身

午前中ぼちぼちのお天気だったんで、本格的に撮影地として使ったことのなかったスポットに足を運んでみた。本題での環境は新鮮味もあってわりといい感じ。ただそれ以上に、周辺施設(本体ともいう)の充実っぷりがありがたい。また行こう。
さてここからは10月初頭、お気楽ぶらぶらモードのお話。

この日の目的地は、最寄り駅が JR 神戸線。梅田で乗り換えてもいいんだが、少々お高くつく。そこで阪急民特有のルートをとった。徒歩乗り換え余裕な駅を使おう。といえば、もちろんアレだ。岡本から摂津本山。

って、あれ? そうだ、すっかり忘れてた。

だいぶ前、横浜時代の帰省で寄って以来の当駅。あのときは絶賛工事中で、それ以来の訪問。つまり、新駅舎はとっくの昔にできている。今更感すごいけど、はじめましてー。

あらまあこんな立派になっちゃって。いや、でもなんとなく努力の跡を感じるぞ。真四角にしようと思えばできたのに、1階部分の屋根。うっすら平屋時代の雰囲気残そうとしたよねこれ。

あの頃の屋根に載っていたであろう瓦の実物は、しれっと床に埋め込まれてデザインの一部となっていた。建物の足元まで来て気づく。

エスカレーターでらくらく2階に上がると、改札手前の壁にも面影が。建て替えに際して沿線民から募集したのだろう、昨今の参加型企画でちょいちょい見かけるモザイクアート。目を細めると旧駅舎が見えてくる。

ここでも過去に何度か書いている通り、学生時代お世話になった当駅はバリアフリーの対極にあった。地上駅舎から地下通路を経由する、国鉄世代のちっちゃい駅で時折みられる典型的な構造。それを改善すべく橋上駅舎化したのが、建て替え工事の目玉。

結果、改札内の窓から電車を撮ることも一応可能に。というのはさておき、本題は移動だ。ホームに下りよう。

工事中の写真と比較すると、西端がかなり西へ移動していることがわかる。よーく観ると、上りホームの床下に地下通路の名残。

西へ伸ばしただけなので、東側はほぼ従来通り。古い駅あるある「上屋の骨組みが古レール再利用」も健在。

簡素な柵の外側を、新快速がすごい勢いでぶっちぎっていく光景も変わらず。ただし、よほどの事情で快速以上が停まらない限り、東側の数両分はもう使われることもないだろう。

てことで、すぐ来た各停に乗って最寄り駅に移動。

これまで乗降実績のなかった灘駅に足跡を残し、ここからは歩いて南下する。

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