うめきた未来工事中 (2) 潜行する経路
28 Dec 2020
義母さんからお年賀が届いた。確かに毎年帰省のたびに何かしら「おもたせ」をいただいており、そうもいかない今年はリモート進物と相成ったようだ。て、そしたらうちからも差し上げるのが筋ってもん。駅前にちょうどいい店があってよかった。
さて引き続き11月の工事現場見物会から。
ふぅ。おなかがふくれたところで下層階に降り、大阪駅にしては人通りが少なそうな一角へ。
ルクアの西端と言えばいいだろうか。ノースゲートビルの南側に、線路を見下ろす形で通路がある。そこをつきあたりまで行くと、突然の階段。旦那さんは通勤時に歩くルートのひとつでもあるらしいが、自分は初めて知ったわ。
途中まで降りたところに横断歩道があると思ったら、まさかの車寄せ。上層のオフィスフロアを想定して作られたと思われるが、現時点でここに車が来ることはない。理由はあとではっきり知ることになる。
すみっこに休憩スペースが設けてあったので、新駅(と便宜的に書いているが、正確には新ホーム)方面をちょっと覗いてみる。
さらに観察を続ける前に、ふと足が止まった。地上に降りたところで横断歩道を渡ると、1階のバスターミナルに出入りするバスが見放題。タイミングもよかったのか、どんどん車両が出てくる。
長距離路線も多数。旦那さんによると、ラッピング車や海外メーカーの車両もよく通るらしい。
ふつうの路線バスもいる。もともと足を止めたのは、シティバスが「旗日」なことに気づいたから。なんだっけ、と一瞬考えて、皇室行事に思い当たる。撮影日は11/8、延期されていた立皇嗣の礼が行われていたはず。
西側へ来たのは、新駅より西側の現況を観ておくのが目的。その前に、別の現場に気づく。
高架沿いに囲まれた、細長い敷地。ここに新しい駅ビルができると先般決まった。と同時に、梅三小路の場所には新たな改札が。さらにかつて郵便局のあった南側の土地にも別途ビルが建ち、改札を囲む形で共栄を図る模様。
そして、さっきのアクセス不可な車寄せの謎はここで解ける。
駅ビル駐車場との間に連絡通路があったんやね。2階に見えるシャッターと、足元の崩された構造物が、かつてルクア側とつながっていた証。
プレスリリースを読む限り、ニュー駅ビルはルクアと連結させる形になるようだ。車寄せは廃止になる可能性が高そう。
一方、地下の様子を物語る痕跡は、探さずともすぐ見つかった。
新駅からこっちへ線路を延ばすことが、路面の違いで一目瞭然。これもあくまで仮のふただろう。
駐車場と高速出口は存続するも、西側(写真右)にかつてあった日通の建物はすでにない。貨物駅が廃された時点で、ここに立地する理由はなくなっていただろう。
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