天空の城、大地の恵 (5) 古城の顕現・2

ここ最近、いろんな店を回って探してたものがあったんすよ。都市部の方があると踏んで結構あちこち行って、まあ一応買えた。だがしかし、昨日地元の駅前ショップをのぞいたらもっと普通に売ってた。こういうのも灯台下暗しって言うんすかね。
では7月ちょい旅、竹田城攻め後半戦。次回はおまけ。

さらに進むと、いよいよ楽しみにしていた景色が見えてきた。

竹田城のキャッチフレーズとしてよく耳にする「日本のマチュピチュ」、そしてセットで紹介される構図。それがこの奥にある。つーかこの時点でもわりとそれっぽい。

山々に囲まれ、下界と隔てられた高所に作られた建物群(の跡)。もし廃城にならず残っていたら、さぞかし壮観であったろう。

残るは石垣のみ。しかし、訪れた人の想像力をかきたてるには十分すぎるロケーション。

順路はもっと先へ続く。改めて実感する城内の広さ。

築城当時からどのくらい補修してるか知らんけど、ほんと綺麗な積み方で。

とはいえ、近年のブームなどにより現状維持に苦労した面もあるらしい。見えるだけで入れない区画が結構あったり、足元に保護シートがびっしり敷かれた箇所もあったり。

なんせこの立地、修繕とひとくちに言ってもたやすくないであろうことは想像に難くない。

岩が折り重なったところもあったが、これとて昔からなのか最近崩れたのか。

ここから望める景色も、よく観れば街並み以外にもいろいろある。

竹田の城下町をはさんだ向こう側に、昨日行った立雲峡。真ん中らへんが第2で、第1は…ってあんな上かい! やっぱ途中で引き返して正解やわ。今日こっちで登る分に体力温存できたし。

生野の方から播但線がやってきた。もはや豆粒レベルの俯瞰。

青々とした田んぼ、静かに流れる川を横目に、オレンジの単行がのんびりと。

ちょうど駅で上下線の交換を行ったようで、ほどなくして南へ向かう鈍行も発車していった。

いやー楽しかった。ではそろそろおいとましますかね。

あまり考えずに突撃しただけの旅だが、とにもかくにも見事に晴れたことは極めて幸運であった。名物の雲海シーズンではないし、ひたすら暑いけども、それを補って余りある素晴らしさ。城跡見物としては最高。

町へ戻るバスは運行頻度がとっても少なく、しばらく来ないので、ふもとまで歩く。あ、こちらは公式キャラの「たけじぃ」。抹茶プリンではありません。

それとは別に朝来市には「ちゃすりん」もいるらしい。などと細かい発見を交えつつ、下ること30分弱。

平地に着いた。あとは線路沿いに進んで駐車場へと向かう。

有名観光地付近とは思えぬほど落ち着いた町を歩く。ある意味、密回避としてはいまどき安心。

このあと和田山に移動、昼食やら農産物の買い物やらして帰途に着いた。

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