Sweet 10 Journey (22) 豊肥の横断路・1
6 Dec 2020
秋冬っぽい柄の布地を使うつもりで取り出した縫い物素材一式。が、いざ開けてみると、前回(春頃)作ったやつの端切れだけで1セットできてしまうことが判明。ま、他の材料は次回にとっておくか。どうせ今後も補充が必要だろうし。
さて秋の豪遊はここから4日め、まず大移動。
朝食を済ませてチェックアウト。他の売店より早く開いているコンビニにて、目の前で入荷した弁当を確保したら、まっすぐホームへと向かう。ほどなく、本日お世話になる車両が到着。
昨日立野でお迎えした豊肥本線のエース、九州横断特急。あの撮影は有名地訪問であると同時に、乗ってしまうと走行写真が撮れない(当たり前)分の先行埋め合わせでもあった。
もともと民営化直前に四国へ投入された車両を九州が引き取り、内外装ともに大改造を経て今に至る。そんな背景ゆえに水戸岡風味は若干控えめながら、折りたたみ式ドアの内側には黒いわんこを描いたシール。本特急の土日1往復分を使って運行している「あそぼーい!」のキャラ・くろちゃんで、和歌山のたまを念頭に置くと納得の画風。
列車は、平日午前にしてはそれなりの数の乗客が座った状態で出発。
鹿児島本線と分かれて早々にネタ駅をスルー。平成に入ってすぐできた平成駅を通過する令和の風景。
住宅地を抜け、郊外で隔駅くらいに停車しながら進むことしばし、立野まで来た。
先頭には運転士さん以外にも中の人が複数。結論を言うと、山越えの手前にある宮地まで移動のため同乗されていた模様。
折り返し停車の時間を使って、おもてに出て様子をうかがう。
撮影で寄った際は構内に入っていないので、ホーム上にあるものを観るのは初めて。地震で壊れたホームはもちろんきれいに修繕済。カルデラ概略図、めっちゃざっくりだが確かにだいたい合ってる。昨日ドライブしたのは右側、今日はこれから左側へと進む。
車両側面も改めて確認。当初はもうちょっと横断特急専用デコだったところ、数年前に AROUND 仕様へ変更された模様。つばめかもめ同様、列車名を決め打ちしない汎用性重視対策かね。
置いて行かれないうちにさっさと車内に戻り、まもなく車両は後方へと走り出した。
うん。やっぱり急やね。車内から観るほうが、ぐいぐい上ってるのがよくわかる。
ぴかぴかに作り直されたスイッチバックをスムーズに経由して、見覚えのある撮影地を過ぎていく。
車窓からの眺めには、昨日見逃したもの、うまく撮れなかったものなど、新たな発見もいろいろ。
奥の方に固まっている真新しい屋根は復興住宅だろうか。
基本的な形状まで完成している、新しい阿蘇大橋。
そこから黒川沿いに北上すると、地震で崩落した橋の残骸が対岸に横切った。あれがかつての阿蘇大橋で、手前の岸には慰霊碑らしきものも建立されている。車内からではあるが被害に遭った方にそっと手を合わせ、特急は進む。
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