山里に春来たりなば (7) 飛騨走る
22 Jun 2018
なんちゃって会社員、無事に終了いたしました。この後遠征だというのは社内でも随分前からだいぶ言ってたので、そこを考慮したお餞別をくれる方あり、気にせず生花をどーんとくれる方あり。まあ何はともあれお世話になりました。
なわけで連休帰省の巻ラスト。あ、明日からしばらくお休みしますので。
飛騨川名物、山の斜面に貼りつくように走る線路は、あちこちが木や覆いに隠されている。
水量はやや多め。白波をたてて流れる川面を横目に、慎重かつ豪快に進む。
飛騨小坂と渚の間くらい、数年前に開通した「小坂久々野バイパス」で置き換えられた旧道(益田街道)。ゆるい S 字の新道トンネルに対し、旧道と線路は川に沿って大きく東にふくらんだ形状をしている。
そのふくらんだ区間の南側で、線路は川を渡る。
観光性の高い列車が連休に長編成を組むのはよくある話だが、ひだも例外ではない。
カーブや木々を考慮すると入りきらないくらい長い。
あまりにも長いと、ある程度あきらめもつくというもので。
なおこの旧道撮影地、車道としてはお世辞にも広いとは言い難く、旦那さんも過去の訪問時には苦労したらしい。が、大半の車がバイパスへ流れるようになった結果、交通量は道のキャパを大きく下回り、ある意味で安全性は高まったように思われる。
さらに、ど定番の下原ダムにも再訪。
あー、いいねぇ。ほぼ無風の水鏡は緑を引き立てる。
しかし世の中うまくいかないもんで、肝心の特急通過時にはほんのり風が吹き抜ける。まあそれでも、水と緑に囲まれた中を走る光景はいいものだ。
ダムの近く、焼石駅にもついでにお立ち寄り。
ちょっとダイヤと違うタイミングで特急が来た。なんだかおかしいな。
しばらくして駅構内に下呂からのリモートでアナウンスが入り、その理由を知る。なんか全体的に遅れてるっぽい。ご家族を迎えに来たと思しき親子が、それを聴いて残念そうにしていた。
駅舎自体が随分綺麗になってて驚きつつ、すぐそこの川沿いへ。
川面に大きな魚たちがうろうろしているのが、橋の上からでもよく見える。鮎釣り解禁はもう少し後のこと。
と、そんな感じで今回の撮影は終了。翌日は両親ともども温泉に行くなど、あえてのんびり過ごした連休であった。
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