海の向こうの知らない世界

倉敷の後、岡山に寄った。といっても改札の外には一歩も出ることなく。だって釣られたんだよ、何かおいしそうな電光掲示の内容に。

自由通路つきの駅は往々にして、ホームに大きな影が覆い被さっている。ので条件は悪いが、それでもそのホームに降りたわたしを惹き付けたものがあった。
四国の車両。
未だに瀬戸内海を渡ったことが一度もない。山陽本線を行き来する際、窓の外に慣れない車両を見かけては気になっていた。30分少々時間が空いたので、ちょっと覗いて観てみよう。


停まっていたのは、しおかぜ。特急らしい。切り欠きホームが前面にひっかかってたので、発車する一瞬を待ってみた。

こういう側面のセンスは好きかも。その波が潮風のイメージ?


入れ替わるように対岸に現れたのは、マリンライナー。

快速にしては豪華っぽい感じ。と思ってよく観たら、グリーン車。そう言われると東の2階建てグリーンの仲間に見えてくる。
これは以前から気になっていた列車。後ろに223がくっついてるが、それとはまるっきり意匠の違う鉄仮面的な先頭車、あれはいったいどういう形式なのかと。それで発車時に凝視して、仰天。…数字が4桁だけ…? 四国ってクハとかモハとか使ってないんか!!

でも古いものにはクハ付いてるんよな。国鉄時代からある車両はそのままなのかな。

ところで。姫路寄りになにか派手なものがいるんですけど。

話には聴いたことあったが、これがあの有名な(?)アンパンマントロッコというやつか。思いつきで寄っただけなのに、1日2往復のレアもの、しかも今期最終運転に出くわしたのはナイス偶然。しかしあれだ、日なたで観たら原色が余計に眩しいのなんの。

一方、後ろにくっついてる1両が普通にステンレス車で、そのギャップにちょっと笑った。一応ヘッドマークらしきものは表示してあったけど。


しおかぜの去った後のホームには、南風という別の特急。

そういや、しおかぜでも思ったけど、表示器の辺りからスーパーはくとと同じ雰囲気が漂っている。世代的に近いのか、製造元が同じなのか。

四国なめてたわ。奥深そう。なんかやたらバリエーションあるし。讃岐うどんを食べに行く夢、やはりいずれ叶えなければと改めて思ったのであった。

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