神在月の陰陽路 (10) 現れる黄昏

年賀はがき買ってきた。今年の図案はだいたい決まってるので、もうちっと年の瀬になったら刷るとしよう。
さて秋旅の巻は2日目ラスト、松江駅構内でのあれやこれや。

着いたのはいいんだが、とあるものの動向が気になったので少々駅に居残ることにした。断片的な情報を拾い集めつつ、周囲を観察。

同じ会社でもエリアが違うと普段観ないような設備があるもので。関西へのお得なきっぷが設定されてる辺りに、北陸と似たものを感じ取ってみたり。

その他、旅の後半で乗ることになるやくもとか、

通学需要がとっても高そうな各停車とかを眺めて待つ。

お目当てのものが1番線に入ると気づき、急いでホームを移動。ただ入線時はあたふたしちゃったので、停まったところを落ち着いて撮る。

そう、なぜか島根県にトワイライト様が降臨されていたのである。
というのも、今年は伊勢神宮&出雲大社がダブル遷宮という激レアな年回り。それに合わせて、伊勢と出雲の両方まとめて行っちゃおうという豪快なツアーが組まれ、しまかぜと共に起用されたのがトワだったということらしい。

ここで停まったのはやくも待避が目的のようだ。しばらく停まりそうなので、のんびり観察。

連結部に面した部屋は無人。どうやら、乗客さんの一部も一旦降りてきて写真撮ったりしていた模様。

エリアが違えば、牽引する機関車もいつもと違って、宮原の赤いやつ。

ロイヤルと思われる部屋を、そっと外から見学。落ち着いた書斎のような雰囲気。

そしてなにより新鮮だったのは、食堂車が営業中であったこと。
今までトワを観たことのある駅というと、大阪と札幌だけ(富山はちらっとだけだし)。要するに始発と終点じゃ営業してるわけもなく。そういう意味では、貴重なシーンに出会えたと言えるかもしれん。

ただそもそも今回の秋旅、当初プランではトワに乗って北へ行くはずで、実際みどりの窓口にも10時打ちに行ったものの、完全売り切れで手も足も出ず、山陰行きに切り替えたという経緯があった。後になって冷静に考えると、この伊勢出雲ツアーがなければレギュラーのトワも毎日運行してたんちゃうんかと。乗りそびれたものにここで出くわすとは、まあそういう巡り合わせだったんですかね。
と、ブルトレ軒並み廃止っぽいニュースも出た中いろいろと思うところあり。

まあそんな考察はさておき、気が済んだのでそろそろお宿に向かおう。

片隅にたたずむしまねっこ。この子には後日たっぷり会うことになるが、その話はまた改めて。

なお、松江駅の構造は極めて鳥取に酷似していた。国鉄高架駅のテンプレがそのまま残っているということか。これを今風に改装すると静岡や浜松になるわけですね。

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