Report – Daisuke Asakura Christmas Dinner Show 2009 / 2009.12.23

ふう。年賀状できたから、やっと落ち着いて書けそうだ。彼氏のいない大ちゃんファンに対する救済措置…的な位置づけになっている気がする、吉例舞浜ディナーショー。ふと気がつけばこれで3年連続参加。まあそういうことですね。はい。

今回に限っては先に食べ物以外の話をしないわけには行かん。
最前テーブル確定って話はチケ来た時書いたけど、それでも席順によっては2列めと大差ないから現場で判断しようと思って、深く考えんと行ったのね。そもそも遅刻しかけて、舞浜駅からタクシーぶっとばしたら5分で着いたってのもおいといて。
クロークにコート預けたらもう18時過ぎてた。ともかく案内されるがままに席へ。
…えっ?

着席したままズームなしで撮ってみた。顔バレ覚悟で公開。

えーと。なんですかこの神席は。

驚きのあまり、うっかり断酒を破って白ワインを頼んでしまった。

後で配置図観たけど、テーブル数は昨年と似た感じ。でも今年は初めて、1卓あたり10人だったのが8人になってた。ゆとりがあって座りやすいのは大変嬉しいが、頭数2割減ってことか…。だとしても、そんな簡単に当たる席ではないよな。

特筆すべきはもうひとつ。
肉とかスープとか、毎年何かしら必ず冷めた料理が出ることで大ちゃんファンには悪名高い、ここのディナー。一応ヒルトンなんですけど。多分人数が多すぎるんだろうな。だがしかし。
今年はそういうの1皿もなかったよ! やればできるやん!
…それでも「きっと最前列だから配膳が早いだけ」と冷静に分析してしまうのが、複数回参加した人々の癖だったりするわけで。

では、そんな優秀な顔触れを一挙に紹介。

前菜。普通にスパイシーで良い。

同じ卓の方に「あたたかくて白くて味がついてる」と形容されたスープ。昨年が如何にひどかったかお察しいただけるかと。

硬い方のパン。バターロール完食してから撮り忘れに気づいた。

メインのお肉。普通に美味しくいただいた。焼き具合も真っ当。

デザート。溶け物はすぐ食べる。唯一残念だったのは、これだけ甘いもの祭りの中では苺もグレープフルーツも酸っぱすぎるという点。

ふー。一気にごちそうさま。ではショーの幕開けを待とう。誰よりも早く椅子を方向転換して失笑をかっていたわけだが。

♪Eine Kleine Nachtmusik K.525 / Mozart
例年通りのオープニング。そして大ちゃん登場。
…なんかまたものすごい衣装きたー! そこで遠慮なく笑ってしまう正直すぎる観客。判ってやっているのか、たっぷりのフリルを強調するように振る。

♪String Quartet No.17 / Franz Joseph Haydn
ちょっとキュートな感じ。ハイドン没後200年に合わせた選曲だった模様。

* MC.
「笑い過ぎ」ってそら笑うわ。「宮廷音楽家」イメージ(去年も言ってたな)とは言いつつも、「かぼちゃパンツをはいた42歳」であることに変わりはないし。だから振るなー。

♪rip
今年のメタバ曲からという前置きで、もしや?って思ったら本当にそれだった。ボーカルパートはソプラノとフルートに変換。で、これがいきなり出色の出来。元から持つドラマチックさがさらに引き出されてる。まるで最初からこういうアレンジだったかのようだ。

♪Goodbye Charlie Medley
元がミュージカルだからって訳じゃないが、前半はマモーの派生形のようだった。いい意味で。後半の泣かせ曲をメインに、これまた起伏に富んだメドレー構成。

♪Serenade / Franz Peter Schubert
いきなり出だしの1音でミスってやり直すくらいなので、相当な緊張感。もうこっちは完全に「発表会を観に来た親」気分。

* MC.
チャーリーでのヒロは新鮮に見えたという話。○○さんの真似がとても上手いことに関しては「ここだけの話」と言っていたが、もういろんな人がブログとかで書いちゃったんではなかろうか。

♪Blanca
またまた意外な選曲。だが、これまた素晴らしい変貌を遂げていた。弦楽器のスタッカートが印象を残し、後半はピアノも含めて自在な変化。ジャジーな雰囲気すらあり。

* MC.
今年のソロツアーのあの衣装を超えたんではと自負。ある意味ね。ティムバートンのアリスにも言及してたが、なんかちょっと世界観近いよな。

♪Regios
これもメドレー。まっくの出番はここが初。オリジナルより少し格調高くなった感じで、バトル曲多め。

♪Ave Maria / Franz Peter Schubert
ソプラノの人が生声聴こえるんちゃうかと思うくらい近かった。

* MC.
恒例のお練り歩きタイム。海外旅行ネタと今年印象に残ったネタが主流。グッズ販促のため、グラスで「労をねぎって」(値切ってどーする)乾杯などしつつ。個人的には、前に戻ってきたとき目の前で数秒立ち止まってたのがハイライトか。

♪Try Again / access
♪X’mas Song
これは後ろのシンセ1台で弾いた分。さらりとシンプルに。後半のは即興やってんかな。Shadow(あくせすの)→We are the world→きよしこの夜。

♪YA・TI・MA
で、ステージに戻っていきなりこれ。クラシックや聖歌の有名どころを混ぜて遊んでいたが、ディナーショーでテンポ速い曲は正直とまどう。ハイルやっていいかどうか相当悩んだもん。こっそりやったけど。そしたら大ちゃんに見つかった気がする(今回の勘違いポイントはここか…)。

♪Time To Say Goodbye / Sarah Brightman
こないだウィーン行った時、街の中でバイオリンで弾いてる人がいたので選んでみたらしい。アレンジは至って正統派。

♪The Planets Op.32 Jupiter / Gustar Holst
プログレだらけの回(一昨年か)を彷彿とさせる、上下段を駆使したハモンドの見せどころ。うちからはその上下使い分けがよく見えて楽しかった。

* MC.
今年は1年早かった。本当にそれでいいの?なんかやばくね?みたいな感じで、でもそのまま過ぎていっちゃうのが気持ち悪いって言ってた。あの事かなぁ。
夢、希望、勇気。そういうものを忘れないでほしい。きっと1人じゃないから。いつも言われてるようだけど、変わらぬメッセージを今年も受け取る。

♪Pomp and Circumstance Op.39 No.1 / Edward William Elgar
意外にも一昨年と同じラスト曲。前曲でプログレ風味を感じたのは伏線だったのか。そしてこの曲でしか使われなかった Prophet-5。ある意味贅沢だ。

♪When you wish upon a star / from motion picture pinocchio
締めは勿論これ。思わず、今一番大きな願い事を心で唱えた。

なんか長い割に随分そっけないレポになったが、早い話があまりにも神席すぎて「観る」のに一生懸命だったせいかもしれない。視界を確保しつつ落ち着いて鑑賞するには、最前じゃない方がいいのだろうか。
ほぼシンメトリーな位置で同じく神席だった、ごとくんと帰りの電車に乗った。今観たものの話より、C 社の販促の話がやや多かったのは多分気のせい。

おまけ。お会いできなかったお友達向けに衣装撮ってみた。

バックスタイルね。リボンを首の後ろで結ぶ感じで。
まぁだいたい毎年こういう「友達の披露宴よりちょい派手」レベルなんだけど、もし鉄の皆様がこの記事をスルーせずに読んでたらギャップがすごいかもしれん。ブログのノリそのままに、だいぶ両極端な世界を両立させてる人なわけですよ。

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