OtiS IV

では行きますか。我々にとってはクリスマス兼大晦日に近いかもしれない、吉例ディナーショー。MC がどこまで正確かは保証せんけど、雰囲気だけでもレポできるよう頑張ってみた。そしたらいつにも増して長文化という。あまりに長いので久々の前後編構成。年に一度くらいええよな。
まずは開演前&終演後の話だけ一気に。

宿が八丁堀で電車1本なため油断したのか、当初想定よりだいぶ遅い会場入りになってしまった。ま、お土産渡したりする時間も普通に取れたし、ディナー開始には余裕で間に合ってんけど。
ディナーといえば、皆気になるのはやっぱりヒルトンクオリティ。うちのテーブルの緊張が一気に解けたんは、スープの温度と量に関してつい馬鹿正直な一言を漏らしたのがきっかけやと思ってるし。1人だけ肉が早く来て人身御供になったし(硬度テスト的な意味で)。なかなかいいテーブルやったと思うよ。場所以外にも。

えぇ、場所は想像してたより遥かに良かったっす。さすが2列め。テーブル内での座席番号もそこそこ幸いしたかな。
足元が前の人の頭で隠れるかな程度で、基本的に障害物ほとんどなし。ハモンドの鍵盤叩く音、まっくのキーを叩く音、ピアノ弾きながら盛り上がって左足で床を鳴らしてリズムを取る音。よく聴こえた。どうかするとソプラノさんの生声やフルートの生音も聴こえてんちゃうかと思ったくらい。

ここからは写真系まとめを少々。

テーブル配置図。う、なんか微妙に去年より減ってる。


問題の肉(もう切っちゃってるが)。端っこがだいぶウェルダンで焼豚的な切れ味、一転して中央はかなりレアに近いという、狙ってもなかなかできないような焼き具合。でも別テーブルでは普通に美味かったというお話も聴いたので、かなーり個人差あるかも。
とりあえず去年よりは改善されたかな。あ、でも付け合わせは見事に冷めていた。


そういや今年はまともなコンデジ持ってきたやんけ。忘れてた。てことで、デザートはそっちで撮る。これが一番文句なしに味わえたかも。特にチョコケーキ。アイス系統がなく、溶ける心配がないのも好印象。
ドリンク券はしっかり使い切ったが、今度こそコーヒーを冷める前に飲む、という目標は果たされずに終わった。

あとは終演後の機材撮影会。

大ちゃんエリアだいたい全景。ピアノ全部入るほど引きの構図は無理。上手奥にストリングス(バイオリン×2、ビオラ、チェロ)、下手奥にソプラノとフルート(前者が内側)。開演前に「今年はリースじゃなくてステンドグラスなんだー」って言ってる人がいなかったら気づかなかった。


まっくとラック。前面デザインからして多分 G4 AGP。取っ手外しただけで随分印象変わるなー。ラックの方はこれアンプか何か? インジケーターの左端が実際のサウンドで右端がクリック音。
ちなみに、シーケンスソフト(詳しくないので銘柄不明)が起きてないときは OS 9 系のデフォ壁紙(グレー基調の曲線)で、右上角に縦長の小さな Finder ウィンドウ。その中に並ぶアイコン6個。それ観た瞬間「あぁ、打ち込み使うんは6曲ね」と、一種のネタバレになってしまったのは良いんだか悪いんだか。


Prophet-5 とハモンド。

第2ステージの MOTIF XS7。音色はエレピだか何だかで固定。

一眼レフ持ってきてる強者さんもいたけど、バッグに入らないからわたしは今後もコンデジでええわ。そんな感じ。

さて今年も、終演後に配られたセトリ(表紙が凝ってて良いね!)引用しつつ。

♪Eine Kleine Nachtmusik K.525 (Mozart)
オープニング(=大ちゃん登場前)。先に音合わせすると一気にクラシックらしくなるなぁ。

♪Over the Rainbow (from motion picture The Wizard of Oz)
冬を通り越して春っぽい暖かな色の空気になったことは覚えてるのだが、それより衣装に目を奪われてしまっていたのは秘密。

* MC.
その衣装のコンセプトは「メタバース的な宮廷音楽家」。言われてみればそんな感じ。重ね着やし。裾ひらひらやし。刺繍入ってるし。
メタバ始めたのが今年最大の出来事と言ってた。何か別の事を思い浮かべたようにしか見えなかったが、後半を思うとそれは勘違いじゃなかった気がする。

♪Préludes 24 Op.28 No.15 Asdur Sostenute (Chopin)
いわゆる「雨だれ」。和やかというか穏やかというか。

♪Ave Maria (Caccini)
歌い手による解釈の違いって結構でかいな、と妙なところで感心。

* MC.
予定外に長くなったのは史上初のトラブルのせい。
大ちゃんが操作した瞬間、いやーな予感。見覚えあるあの画面の雰囲気…。えぇ、落ちましたね。スタッフ出てきて再起動。灰色画面の中央に笑顔まっく、そして OS 9.2 の文字。あぁそら落ちるわ。と、9.2 使い(グラフィック限定)納得。確かに古い方がいろいろ使い勝手いいことも多いよね、うん。ウォーリー(CG 映画)の起動音がまっくと同じらしいんで、そのうち観るか。
ま、大ちゃんの言う通り「コンピュータも緊張するんですね」と。そして再起動中、言われた通りに「ご歓談」する我がテーブル。

♪SOUSHUTSU
ということで生ストリングス入りバージョン。うちの席では打ち込み音の方がでかく聴こえて、ちょっともったいなかった。でもやっぱりこの曲はライブ映え最高。

♪Piano Concerto No.1 (Ginastera)
難解な曲に挑戦、という前置きでハモンド弾き倒し。た、確かに難解…あれ? 意外といけるんですけど。むしろこういうへんな曲好き。大ちゃん的にも会心の出来だったのか、終わった直後にウインクしてたように見えた。

♪Gymnopédies (Satie)
一転して癒し系。フルート使い分けてたのってこの曲やったよな。アルトの方がツボった。

* MC.
ヒルトン20周年。のうち13年ここでやってんのは確かにすごい。
お隣(「ぼくんち」)は25周年。東京タワーは50周年。そこからなぜか昭和の産物繋がりで…あーびっくりした。大ちゃんの口から「0系新幹線」という単語を聴く日が来るとは思わんかったわ!! ガチで追っかけしてた人が会場にいたことは、多分知らんやろなぁ。
ちなみに東京タワーはまだなくなってません。というツッコミは「電波塔としての役割が終わるって意味ね」て返された。ん? それさっき、みやね屋で全く同じこと言ってた…。大ちゃんも観てたんか。
最近わんこカレンダーの撮影をやった模様。渋谷、銀座、浅草寺…まさに「大江戸巡り」。念入りに宣伝してたが、今年版がすごく役に立った&気に入ったので買うよ。
あと今日は自分の運転で舞浜来たって。うっかり違う駐車場に行きたい気持ちは判る。

さーて今年も練り歩きタイムの始まり〜。て、うちはギリギリで経路からずれていたので、最接近時でもせいぜい 1m 止まりかと。しかも「わたしの〜」て歌いながら(ボーカリストなら歌いながら練り歩くんちゃう?というネタ。今年ならポニョ?とか)そのまま通過してったし。ここは後方へのサービス枠だからそれでよいかと。
途中だいぶ寄り道インタビューしつつ、後方ステージに到着。そしてなぜか全員参加のじゃんけん大会開催。目的は次曲の助っ人選抜(タンバリンとベル)。超弱いわたしは余裕で初戦敗退。

♪Christmas Special
まずは助っ人(パーカッションギャルズ)入りで、定番ソングメドレー。選抜漏れた全員は手拍子で参加。
そして助っ人解散後、全員歌で参加の「1000年の誓い」。今までボーカルに合わせてなんとなく歌っていたのを激しく後悔した。今度いつこっちへ振られても戸惑わんように絶対歌詞覚える。

* MC.
練り歩き復路。金髪通りまーす。
今回のインタビューはやけに免許にこだわっていた。自慢するつもりが、ベテランドライバー続出で思惑外れの大ちゃん。しかし「無理をするな」というアドバイスは気に入った模様。
で、前に戻ったはいいが。またも。まっく落ちました。こういう時ねずみ国では「亡霊のいたずら」と言うらしい。そしてさっき落ちた時のネタ続きでウォーリーの真似。あまりにもあんまりなレベルに会場大爆笑、本人恥ずかし笑い。
まあそんなんで笑っててんけど。

♪Mozart Kumikyoku (Mozart etc)
最初はね。きらきら星→トルコ行進曲、と来たから普通にメドレーかと思ったの。でもトルコのキーの高さに気づいて、はっとした。まさか。…モーツァルト以外の誰かの音。
大ちゃんがまっくの return キーを叩いた、次の瞬間。息を飲まずにはいられなかった。
…マモーじゃないかー! うわー!!
と、今これを書いているだけで目の奥に何かがこみあげてくる。身体が震える。なんてこった。丁寧にピアノを奏でる横顔。次曲まで終わった後、今年ミュージカルが再演だからと言ってはいたけど、音楽はあまりにも言葉より雄弁だった。

♪Orinoco Flow (Enya)
うお、名曲きたー! フル編成のあちらこちらを行き交うメインメロディが「流れ」を表現していたのかしらん。こっちは紅白きっかけの選曲らしい。紅白って約1組しか興味なかったんで忘れてた。

* MC.
最近の仕事といえば、目下作曲中のおさるさん。いますね、「小さいおさるさん」とか「日焼けしてパーマかけたおさるさん」。後者(言うまでもなくヒロ)からは大変派手なデコメが来るそうで。
ここでメンバー紹介。第1バイオリンのいつものお方、去年のつるつるが一転して普通の髪型に戻っているのを観た大ちゃん「技術で…」こらこらこら。そんなやりとりも常連さん故か。

♪Sinfonie Nr.9 in d(op125) (Beethoven)
終演後、今年終わったーって思ったのはこの第九のせいかも。
いやもうノリノリですよ。ハモンドに両足飛び乗ったり、中盤のメインフレーズを聴きながら指揮してたり。でも乗る時、手で高音弾いてたからやろけど、おもっきし客席におしり向けて乗ったんでちょっと笑った。

* MC.
世界情勢、経済、もっと言うと人の心。いろいろ不安定な昨今。こんな時こそ「意識改革」が必要なんじゃないか。全員が幸せであるべきだと思うけど、幸せになるためにも「力」が要る。つらいこと苦しいことも力に変えていこう。音楽によってその手助けができていれば嬉しい。
こう語る大ちゃんの神妙な面持ち。起動東京でもこんな顔してたのかな。わたしたちの喜ぶ顔や歓声や拍手が、大ちゃんの幸せの手助けになっていればわたしは嬉しい。

♪THE ELECTROMANCER
そういう(手助け的な)気持ちで初めて作った曲を、といって演奏は始まった。正確にはアルバムでいう終盤バージョンやね。13年前の歌詞が予言のように、今のトークと符合する。
言われてみれば、それは音に現れていたかもしれない。D-Trick 期から萌芽はあったけど、音色やアレンジから「しあわせ感」みたいなものが猛烈に出てんなと感じるのは、確かにエレロマ以降のものが多い。本当に素直な表現者なんやなぁ。

♪When you wish upon a star (from motion picture pinocchio)
締めは今年もこの曲で。夢を失わないで、夢は必ず叶うことを忘れないで。そう語ってくれた最後の短い MC そのままに。

まだわたしは参加2年目だが、長年通い続けてる同志の皆様はずっとこうして、ここで大ちゃんから力をもらって年を越してきたに違いない。やみつきになっちゃう理由に改めて納得。
来年もみんなで同じように、幸せな時間を分け合えますように。

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