カメラ夫婦の会 (3) 雅な森の庭・2

疲れが抜けきってないのに「ひまやから」という理由で夕涼み撮影に出かけたら楽しかったのはいいけれど、やっぱりというかなんというか眼精疲労。さすがに今日はおとなしくしておきます。てことで昨日の続き。

竹の庭でお茶をいただきたい人は、後から後からやってくる。ほどよくくつろいだところで、そろそろ再始動。

青々とした竹以外にも、よーく地面を観たらいろいろな生態が。竹は茸の床となり、その茸がまた別の植物に宿られる。朽ちた切り株にも役目はある。

このお寺の敷地内には、仏像やお地蔵さんなどがちょいちょい点在している。供えられた花のみずみずしさに、信心深い人の存在があることを想う。

林を抜けると、小さな水辺もあった。どちらを向いてもとにかく緑が多い。それがここで一番強かった印象かもしれない。

有料エリアを抜け、本堂のある場所に戻ってきた。

そんなに大きくないけれど、いかにも普段使いしてそうな鐘。きっと大晦日にも心をこめて撞かれることだろう。

まあ勿論観光施設的側面はあるのだろうが、過度に商業ナイズされていないというか、小規模なお寺ならではの静けさが、それとなく全体に漂う空間であった。

それは「目に見えないなにか」に対して配慮する心がそうさせているのかも。苔蒸す石段の途中にそっと置かれた「結界」を観て、ふとそんな気分になった。

ふぅ。結構歩いたね。ということで戻りはバスにしたのだが、このバスが来ないこと来ないこと。鎌倉の道路はお世辞にもあんまり広いとはいえず、車の量が多いと必然的に混んで遅れるのだろう。だいぶ待ってようやく来たバスにぎゅうぎゅうで乗り込んで、八幡宮の近くまで戻ってきた。
ちょっと時間早いけど、早い方が店も空いているだろう。お昼にしましょう。

庶民にはありがたい、観光地にしてはリーズナブルなうどん屋を見つけ、それぞれに好みのものをいただいた。食べてる最中に人が少し増えてきたから、オフピーク作戦としては成功だったかと。

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