東の山に密はなし (3) 閑散の坂

それぞれ手薄な夏服ラインナップを補強に買い物へ。ついでに期間限定ドリンク(液体おやつ)を飲むなどしつつ、帰りにお寿司をテイクアウト。いやーめっちゃ人多いわー。服屋はどこもセール中やし、店が開いてるとやっぱり街のにぎわいが違うね。
なわけで混んでなかった春の京都ラスト。

市街までの復路は、東山散策コースのど真ん中・坂2本を経由するルートを選択。往路が特殊なわけではなく、一般論として二年坂と産寧坂はセットですよね。

上ってくる人の数が、さっきより少し増えた。河原町でランチをさっさと済ませたのは食いっぱぐれ防止策が目的だったが、結果的に混雑回避にもつながったようだ。

そこらじゅうで無人の景色が撮れていた時間帯に比べたら少しは…って、それでも本来のハイシーズンを知っているとやはり異次元空間に思えてしまう。

途中でめっちゃトイレに行きたくなり、どんどこ先を急ぎながら撮ったのはさておき。なお、最寄りのおすすめは高台寺公園。店付属のものはまず店自体がやってないことも多く、少なくとも情勢がもっと落ち着くまでは公衆トイレが命綱かと。

そもそも明るい時間帯にここを通った機会があまりない気がするぞ。過去訪問時の記録を探しても、夜のライトアップ版ばかり。

平時なら街並みをこんなに見通せることもあまりなかったわけで、いいんだか悪いんだか。

ともあれ無事に用を済ませ、そのままねねの道を北上。おや、これは九州の祖父母(の喉仏)が納められている大谷祖廟。2人とも熱心な檀家やったから、父がここへの納骨を完遂したかったのもまあわかる。

ここまで来たら最後はやっぱり八坂神社でしょ。

おまいりに際しても、ほぼ行列せずスムーズに。

参拝にあたっては皆様マスクをお忘れなく。因幡の白兎さんも大国主命さんもこのとおり。

摂社もいくつかあるけれど、おネコさまはどちらのお使いでいらっしゃいますかね。

西楼門越しの四条通は、車もまた大幅に少ない様子。一時期のオーバーツーリズムはどこへやら。ただ関西民の勝手な感想としては、このくらいが快適と感じるのもまた事実である。

こうして目的を果たし、帰ろうとした我々にサプライズ到来。

産寧坂でおみやげ物色中、トイレのためやむなく撤退したのと同じお店が、よもやの四条通に。むしろこっちが本店やった。そんな「おうすの里」さんにて、一見さんにおすすめの梅酒ミニ瓶5本詰め合わせを確保。晩酌においしくいただきました。

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