欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (30) Canal Grande : 2

地元県が勝ち進んでいることもあり、なんとなく気になる甲子園。しかし昼の試合は暑いだろうなぁ。選手も観客も。観客としては、旧制中学時代以来ろくに勝ってない在学校で、地区大会に強制動員された(そして負けた)残念な思い出しかなくてですね。
まあそれはさておきヴェネツィア最終日、もうちょっとだけ本島でのんびりと。

ランチを終え、まだ一度も渡っていなかったスカルツィ橋を渡る。これで大運河にかかる4つの橋も制覇。食休みも兼ねて、ちょっとあそこで座ろう。

休憩スポットに選んだのは、大運河を挟んで駅と対面するサン・シメオン・ピッコロ教会の正面階段。午後早めの時間帯であれば階段の一部は日陰となり、一息入れるのにちょうどいい。駅もよく見えるし(電車は見えない)。同様に多くの人が座る中、少しでも見通しのよい上方に陣取り、水など飲みつつのんびりと。

裏向きで恐縮だが、すぐそばにはヴェネツィアのシンボル・有翼の獅子もはためいている。ただアレだ、順調に雲が多くなってきましたな。やっぱり午後に曇る法則なのか。

週末にかけて滞在する人たちが到着しつつあるのか、我々と同様に家路に向かう人たちなのか、駅の利用者も心なしかどんどん増えている気がする。そんな駅前で、今日もあらゆる種類のふねが運河を行き来する。

もちろん名物ゴンドラも。日本人受けするのはリアルト〜サンマルコ間がメインなのか、こちらまで来るモノの乗客はそれ以外のエリアらしき人がやや多く見受けられる。女子多めなのは洋の東西を問わず「映え」的なやつですかね。

派手な柄のファッションは褐色の肌の人によく似合うなと、へんなところで感心する日本人夫婦。ミラノでもいらしたんですわ、めっちゃ個性的な柄の派手ワンピで電車乗ってた黒人のおねえさんが。

いつ観ても大混雑のヴァポレット。それなりの頻度で運行してても常に立ち客がいる。

一部路線しか利用していないとはいえ、定番ルート移動には欠かせないし、便利さも滞在中にしっかり実感できた。

もしかして、あれはゴミ収集車的なやつか、それともトラックか。普通の都市なら自動車として走るモノが、本当になんでもふね化されているのが、改めて興味深い。
と、ひとしきり写真で記録しつつ、せっかくなので動画も撮ってみた。

30分ほど休んだところで再始動。帰りの列車まであと2時間、まだ散歩してないエリアも少しなら行けそうだ。

いったん西側に歩いてみたところ、内陸に進む道がよくわからんかったので却下。駅正面に近い道を選ぶ。

おそらく本島内でも屈指の道幅をもつ謎の通りが、休憩した教会のすぐ脇に。リアルトもサンマルコもあっち、って書いてあるけど、結構距離あるで。

て、矢印2本書くのやめなはれ。どっちからでも行けるのは事実なんだろうけど混乱するだけやろ。ともかく、駅対岸のサンタ・クローチェ地区から、水路を渡ってサン・ポーロ地区へ。もう少し分け入ってみる。

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