関西おとぎ草紙 (5) 静謐たる聖地

土曜に若干心残りな課題が出たので、今日は臨時休業。午後までドライブしまくりで少々バテたが、楽しかったのでよしということで。今日は生駒の寄り道編。

ドレミで往復して、そのまますぐ生駒の麓まで戻ったわけではない。中継駅であるところの「宝山寺」という名前に、寺社仏閣好きな旦那さんが反応。ちょっと寄ってみることにした。

駅を出て少し歩くと、門前町を絵に描いたような和の街並。どうやら旅館等が立ち並んでいる模様。
…で。この下が結構な下り坂になっているのは観ての通りだが、そうなると当然背後は上り坂なわけで。平たい靴を履いてきたのはよかったが、宿泊荷物はロッカーに入れてくるべきだったなとプチ反省。

ふう。数分後、それらしき参道に到着。

寺、だよねぇ。むしろ神社っぽい。

緩やかな石段と、ふつうの石段を登ると、門が見えてきた。

門をくぐってまた少し登ると、お堂らしき建物がいくつか集まった場所に出た。

傍らには狛犬。やっぱり神社っぽいが、おまいりの作法はやっぱりお寺。何はともあれ、我々もお堂に手を合わせてごあいさつ。

背後には険しい崖。帰り際に施設配置を示すジオラマを見かけたが、それがやたら広大で、宝山寺と関係なさそうなものも多々。もしこっちメインで来たとしても、1日で回りきれるか不安になるレベルだった。

信仰心の厚い地元の人なのか、長い数珠を手に、いろいろな方向に手を合わせて拝む姿もあった。

うちらはちょっと寄っただけの観光客だが、なんとなく日本の神様仏様は寛大に見守ってくれそうな気がしたりしなかったり。

雨も降ったり降らなかったり。時間もあまりないので、駅に戻ることにする。

本堂エリアよりさらに奥へ向かう人もあった。山の中にはもっと深いなにかが待っているのだろう。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。