関西おとぎ草紙 (4) 奇妙なる面々

いてててて。どうも仕事する時の姿勢が物理的に悪かったようで、右肩の調子が非常によろしくない。デスクワークやってる以上、普段から意識してきちんとした体勢でやらんとだめやね。気をつけよう。
では帰省撮りのお話、ここからが今回のメインイベント。

乗り換え駅とは鶴橋。そこから近鉄で飛ばすことしばし。とうとう降り出した小雨の中、更なる乗り換え駅に到着して待っていると、この日の主役が悠々と山を下ってきた。

こ、これはまたものすごいデザインで…。

生駒ケーブルの車両がえらいことになっている、と噂には聴いていたが、なにせ奈良県。同じ関西でも以前の家からはだいぶ遠かった。ただ、今回から実家が泉州へ移ったため、難波へのアクセスがいい路線はこれから行きやすくなるんじゃないかと。そこで旦那さんが、近鉄沿線のこれに目をつけたのであった。いや、これもれっきとした近鉄なんやけども。
まあそんなわけで、この物体は猫のミケである。

ミケの体内に潜入。うん、車内だけ観ればふつうのケーブルカーなんだよ。

ぼちぼち客を乗せたところで、出発進行。勿論ケーブルカーであるからして、下りてくる相棒と途中で離合することになる。

あー、あれか。犬のブル。
最前のお子様も注目する中、どんどん接近。手を振ってね、と自動音声で煽られる。更にワンワンと鳴き声。

いやこれ結構迫力なんですけど。若干こわい。

ともかく、無事に(そらそうだ)宝山寺駅到着。帰りはブルに当たるといいな。
ちなみにミケは目がでかくてこわいと思っていたが、よーく観たら両手で双眼鏡を持っていた。

もっと登るためには、別のケーブルカーに乗り換え。というのでそっちへ歩いていくと、またなんかいる。

いやいやいやいや、絶対おかしいってここのデコレーション基準。

こっちはドレミっていうらしい。山の音楽家がモチーフであることを、そこの楽譜を読んで理解した。なんかもう完全に遊園地のアトラクション気分。

とにもかくにも、例によって乗り鉄属性で終点に到着。

これ見せられるとさすがに近鉄であることは疑いようがない。しかし、着いたのはいいが。

山上駅イコール遊園地入口なんだよね。しかも雨。てか、三十路の夫婦が行くところではない気が。ドレミじゃない方の車両を待とうかと最初は思っていたが、俄然その気が失せる。これはさっさと降りよう。

そんなわけですぐ折り返しのドレミに乗り直したんで、その相棒・スイートは車内から離合見物するにとどまった。バースデーケーキっぽくしたらしいが、なにか別のものに見えたのは気のせい。多分。

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