欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (26) Gellérthegy
1 Aug 2018
そか、8月1日だから PL 花火の日やね。学生時代に2回ほど観たなぁ。芸大生のおうちに仲間内で集まって(というか自分以外ほぼ芸大生)川付近でのんびり鑑賞、翌日悠々帰宅。普段はド田舎(失礼)だけど、アレに関してだけは地の利があったわ。
さて欧州旅ですが、観光名所なんだけど想定外だったお話を。
つまるところ「ちょっとした」どころか、途中から完全に登山になってしまったのである。そんな心構えで来てなかったのと、折からの好天で暑い暑い。こりゃ大変だ。
まあ確かに橋はわりとよく見えるんですけども。
ところどころに展望台が細かく設けられているので、その度に休まないととてもとても。
休憩を何度か挟みつつ、ふもとから進むこと実に40分。いくら途中で撮影タイムがあったとはいえ、ガイドブックの徒歩20分とは一体どういう基準で算出したのかと小一時間。
ようやく頂上に到達。Citadella と呼ばれる城塞や、葉を掲げる像などがある。
て、ちょっと待て。人多いな。あまりにも多い。これが全員、我々が来たような急な細道を通って登ってきたとは到底信じがたい。しかも疲れてる様子が全然ない。もしや、他に山頂へ至るルートがあるのでは。
いぶかしく思いつつ、とりあえず高いところに来たので景色を堪能する。
やや雲が出てきてしまったのは惜しいながら、ペストの主要な街並みをほぼ一望できる眺めの良さ。
お、2番の電車みっけ。右奥に東駅が見えているので、地下鉄の隣駅、当家が泊まっていたお宿も屋根くらいは見えていたかもしれない。
街を囲むように流れるドナウ川。そして世界遺産の3つの橋。
この川を美しいと形容するなら、それは水質というより周囲の街を含めた景観として言うのだろう。
でだ。人の流れに従って、そのまま城塞を回り込み北側へ。
土産物屋登場。うーん、これは実に観光地然としている。
その先、少し下ったところに疑問の答えが。そこは観光バスの駐車場であり、タクシー乗り場であり、そしてヨーロッパの主要観光地ではいまや標準装備と化しつつある「1日乗り降り自由の観光スポット循環バス」の乗り場でもあった。そりゃ人多いし疲れてもないはずだわ。やれやれ。
しかし、我々はただの個人旅行者。余分な出費は控えたい。手持ちの紙地図などを参照し、ちょっと歩けば BKK の路線バスがあることを発見。車道を道なりに下り、交差点から少しだけ左へ。
Búsuló Juhász (Citadella) というバス停を発見。ほどなくして、絶妙なタイミングで27番のバスが現れた。助かったー。てことで、観光バスもタクシーも使わずにゲッレールト山に行かれる方は27番に乗りましょう。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。