さくらさくら ’24 吉野編 (2)

花が散った公園に新たな花が咲いていた。桜の木の足元で、ツツジだかサツキだか(細かい区別ができん)。先週末は自然とふれあわないターンやったから、2週間空くとそら様子も変わるわな。まあ今週末も忙しいわけですが。
さて、見頃を逃した花見の話は後半戦へ。

金峯山寺までは下り坂。よって、我々同様に歩いて下りる人も多い。

車が通れるくらいの道なので、たまに車が来つつも、概ねのんびり散歩となる。

しばらく行ったところで、ちょっと寄り道。参道を横に逸れ、石段を上る。

中千本と上千本を一望できるビュースポット、一目千本。満開であれば山々が桜色の錦をまとった姿を拝見できたことであろう。

ということはアレがさっき観てきた上千本か。ずいぶんと上まで行ったもんだ。

そんな展望台を擁するのは𠮷水神社。後醍醐天皇が皇居とした場所であり、本殿と並んで建つ書院に至っては世界遺産。南北朝時代って言われるとおぼろげな日本史知識だけが頼みだが、実物が出てくると説得力が増すものだ。

参道に戻って少し行けば、金峯山寺に到着。

あ、やっぱり。ここ来たことあるわ。きっかけは完全に失念したが、学生時代の訪問歴が写真で残っている。しかしその物証がどれも大雪景色。何しに来たんだいったい。

そしてこの蔵王堂も世界遺産。本来秘仏であるご本尊がたまたま期間限定でご開帳されていたため、ありがたく拝ませていただいた。実はこれ、同じく世界遺産である仁王門の修理代に充てるための特別拝観だったことにあとで気づく。すでに絶賛工事中のため、門の写真はございません。

こちらの境内にも南朝の名残。戦後に建った塔の場所には、後醍醐天皇が出入りされたお寺があったという。

ふぅ。だいぶ歩いたところで、ちょっと冷却。

工事中の門を過ぎたあたりで、桜花の塩漬けを練り込んだ桜餅っぽいジェラートをもぐもぐ。

ところどころ残る花に目を止めつつ、あとは駅をめざそう。

黒門を抜けるとロープウェイの駅があるけど、それには乗らず徒歩ルートへ。

徒歩ルートはこの先で「七曲り」となる。駅の裏手へとガンガン下りていくため、必然的にくねくね道。

遥か下方に駅の屋根と線路が見える。あれがゴール地点。

15時過ぎ、早くも陽光は山の斜面に隠れ始めてきた。立派なしだれ桜がまだ咲き残っていたのは、日照時間の短さが幸いしたか。

その先には見事な青もみじの森が広がる。ということは、紅葉時期を狙って来ればさぞ壮観かと。吉野というと春ばっかり有名だけど、もうちょっと秋をアピールしてもいいのでは。

もみじの向こうにロープウェイが時折のぞく。2台ある車両は桜と楓をあしらってあるようだ。

ふもとの駅横でも観察可能。定員はそう多くないようだけど、上るには有用ですな。

こうして、4時間にわたる周遊を終えた我々は近鉄の駅に帰還した。

帰りの特急までは30分以上ある。しばし駅前をぶらぶら。

近鉄からどっと降りる客をひたすら運び続けた奈良交通も、そろそろ本日の運行を終える頃か。

そんなバス停の近くに、ひっそりと咲く山桜。多少は花見できたけど、いずれまた来ることになりそうだ。

あっさりおいしい山栗のソフトクリームでひと息ついたところで、駅構内へと向かった。

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